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POISON 〜プワゾン…毒
第4章 サクラになる

その後は紳士的な態度で私を送ってくれた。
「事務所の社長に住所を聞いたんだ。ここでいいかい?駐車出来る場所が近くにないようだから。気を付けて帰るんだよ。」
私は赤いスポーツカーから降りた。
道行く人はこの高価なスポーツカーからどんな人が降りてくるのかと立ち止まり見ていた。
制服を着た高校生が降りてきたのを確認すると、驚いた顔をしそのまま歩き出した。
私が車から降りると神崎は車の爆音を立てて去って行った。
「キララ…大丈夫だったかな?」
玄関のドアを開けると部屋は真っ暗だった。
「寝ちゃったのかな?」
痛む身体を引きずるようにして部屋に入り電気をつけると
自分の部屋かと疑うような有様だった。
カーテンは落ち、ちゃぶ台は倒れ、冷蔵庫の中身は散らばり、僅かな食器は割れて部屋に散らばり、服はズタズタに引き裂かれていた。
「な…何?泥棒?キララ?キララ?いないの?」
キララを呼ぶと、ロフトからキララが降りてきた。
「キララ…大丈夫だった?怪我はない?どうしたの?」
キララに駆け寄ると、キララは私を突き飛ばした。
「最低な女ね。」
「え?」
「いつも上から目線で私達を見て…一生懸命な私を見て笑っていたんでしょ?」
「え?何?どうしたの?」
「あんた、カイト君とデキてたんでしょ?そして、カイト君の稼いだお金を貰ってモデルになって…お金を貰う為にカイト君の女になっていて、自分で稼げるようになったら、彼を捨てて、今度はのし上がる為に、おじさんに身体を売って…汚い女。」
「キララ?」
「いい人ぶって…裏ではお金の為に身体を売って…最低よ。」
確かにそうだった…
カイトにお金を貰い、美容や交通費に使っていた。カイトが私を好きでいたのを利用して、お金を貰う為にセックスをしていた。
いつもなら、否定していたけど、今日は違った。
「だから?カイトは私とセックスをしたいからお金を出してくれたのよ。お互いにメリットがあったんだからいいじゃない。キララは、親とは暮らしてなくても学校のお金も小遣いも家から貰えていたでしょ?私にはお金をくれる人がいないし、助けてくれる人もいないの。あなたとは違うの。自分で考えて自分でやらないと誰も助けて貰えないの。利用出来る人は利用する。当たり前でしょ?」
「事務所の社長に住所を聞いたんだ。ここでいいかい?駐車出来る場所が近くにないようだから。気を付けて帰るんだよ。」
私は赤いスポーツカーから降りた。
道行く人はこの高価なスポーツカーからどんな人が降りてくるのかと立ち止まり見ていた。
制服を着た高校生が降りてきたのを確認すると、驚いた顔をしそのまま歩き出した。
私が車から降りると神崎は車の爆音を立てて去って行った。
「キララ…大丈夫だったかな?」
玄関のドアを開けると部屋は真っ暗だった。
「寝ちゃったのかな?」
痛む身体を引きずるようにして部屋に入り電気をつけると
自分の部屋かと疑うような有様だった。
カーテンは落ち、ちゃぶ台は倒れ、冷蔵庫の中身は散らばり、僅かな食器は割れて部屋に散らばり、服はズタズタに引き裂かれていた。
「な…何?泥棒?キララ?キララ?いないの?」
キララを呼ぶと、ロフトからキララが降りてきた。
「キララ…大丈夫だった?怪我はない?どうしたの?」
キララに駆け寄ると、キララは私を突き飛ばした。
「最低な女ね。」
「え?」
「いつも上から目線で私達を見て…一生懸命な私を見て笑っていたんでしょ?」
「え?何?どうしたの?」
「あんた、カイト君とデキてたんでしょ?そして、カイト君の稼いだお金を貰ってモデルになって…お金を貰う為にカイト君の女になっていて、自分で稼げるようになったら、彼を捨てて、今度はのし上がる為に、おじさんに身体を売って…汚い女。」
「キララ?」
「いい人ぶって…裏ではお金の為に身体を売って…最低よ。」
確かにそうだった…
カイトにお金を貰い、美容や交通費に使っていた。カイトが私を好きでいたのを利用して、お金を貰う為にセックスをしていた。
いつもなら、否定していたけど、今日は違った。
「だから?カイトは私とセックスをしたいからお金を出してくれたのよ。お互いにメリットがあったんだからいいじゃない。キララは、親とは暮らしてなくても学校のお金も小遣いも家から貰えていたでしょ?私にはお金をくれる人がいないし、助けてくれる人もいないの。あなたとは違うの。自分で考えて自分でやらないと誰も助けて貰えないの。利用出来る人は利用する。当たり前でしょ?」

