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炎の薔薇
第3章 雫
理性なんか捨ててめちゃくちゃになりたい。
一旦、和也の唇から離れて、手を伸ばし、和也のネクタイを解き、ワイシャツを脱がせて抱きついた。
和也も私の背中に手を回し、ブラのホックを外す。
胸が開放的になり、肌と肌が直接触れ合い、お互いの体を確認するかのように抱き合う。
肌のぬくもりが伝う中、和也が小声で言う。
「シャワー浴びてくる?」
「うん」
「行っておいで」
「うん」
和也から離れ、胸を隠して足早にバスルームに行く。
私達はこれからセックスをする
体と体を合わせて一つになる
本格的な不倫が始まる
もう後戻りは出来ない
シャワーを浴びながらそんな事を漠然と考えたりもしたが、体はさっきの愛撫を思い出し、その先の関係を望んでいる。
身も心も結ばれないと本当の愛には辿り着けない。
裸の私を魅せるわ。
本当の姿を
あなただけに………