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炎の薔薇
第6章 寂しがりやのうさぎ
「うさぎを知ったのは、チャットじゃないの。
興味本位で覗いた婚外恋愛ブログよ」
「ブログかぁ……」
「うさぎは婚外恋愛の事をブログに綴っていたの。
うさぎのブログは人気があったわ。
何でだと思う?」
「婚外恋愛をする人の参考になったとか?」
「それもあるでしょうね。
だけどそんなブログは溢れてるわ。
うさぎは自分を魅せる事で自分の寂しさを紛らわしていた」
「どんな風に?」
「自分のセミヌードや際どいセクシーショットと一緒にブログを公開していたわ」
「そりゃあ人気出るかも知れんわな」
「女の私がうっとりするくらいグラマラスな体よ。
バンと大きなバストを手で隠したり、時にはロングヘアで乳首の部分を隠したりね。
クビレたウエストに下には派手な赤いレースのショーツ姿だったりとか。
さすがに顔までは公開しないけど、唇の部分から下は公開していたわ」
「自信あるんやろうね。茜には絶対やって欲しくないな」
「しないしない。私には無理よ!
確かに自信があるからするんだろうけど、そればかりじゃないと思う」
「例えばどんな?」