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官能書道/筆おろし
第2章 想浴
「うふン……あぁン……はあぁっ……」

 涼子の吐息が鼻にかかった切なげなものになっていった。

 幻の嬌声を聴きながら、澄夫の手はズボンの上からはげしく動いた。
 下着の中が先走り汁で身持ち悪くぬめっているのがわかる。

 乳房に当てられた水流は、平らな腹部をつたって、なだらかな下腹部に達する。
 そのまま太腿の表面を流れ、長い綺麗な脚に沿って浴室のタイルに音を響かせて落ちる。

 いつも涼子のスカートから覗く、上品なふくらはぎから、ひと握りの足首までの優美な曲線が、澄夫の胸をよぎった。
 あの長くすらりとした脚が、膝よりもっと上の方まで丸出しになったら、どんなに美しいだろう。

(そして、二本の脚の間には……)

 女性のもっとも秘められた部分を思い描いて、澄夫は煩悶した。

(涼泉先生のアソコにも毛が生えて……)

 涼子の恥毛の生え方に、想像をたくましくする。

 肝心の割れ目は、まだ本物を見たことがないため、はっきりと思い浮かべられない。
 それでも、柔肉を縦に割る亀裂を想起すると、もうペニスははちきれそうだった。

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