この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
官能書道/筆おろし
第2章 想浴
(筆を洗うためと称して、脱衣室に入ろうか)

 いや、あまりに不自然だ。

 いつもはキッチンの流しを使っている。
 いくら脱衣室に洗面所があるとはいえ、涼子がシャワーを浴びているのがわかっていながら、わざわざ浴室ブースに入るのはわざとらしい。

 そのとき、思い出した。

(そうだ。たしか物干し場から……)

 涼子の家は一階の屋根の上に張り出して物干し場があった。
 昔の日本家屋によくあるスタイルだ。

 涼子の父の代からの家で、一部は洋風にリフォームしたものの、二階の廊下から出るベランダ状の物干し場はそのままだった。
 そこから身を乗り出すと、建屋から突き出た形の浴室の窓が見えたことを思い出す。

 そう思うと、もう自分を止めることができない。

(見つかると大変なことになる)

 わかっていても、足がかってに廊下を進む。


/59ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ