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官能書道/筆おろし
第1章 長鋒
 澄夫は今年十七歳になる。

 中学から涼子の書道塾に通い、高校生になってからは個人的に書の手ほどきを受けていた。
 名門、東亜文化大学書道学科に進学し、将来は書家になるのが夢だ。

 そのために、一般人相手の書道教室とは別に、週二回、専門的な指導をしてもらっている。
 実家があまり裕福ではないため、指導料のかわりに涼子の家で雑用を行ったり、書道教室の手伝いをするのが条件だった。

 夏休みが終わったばかりの土曜日で、澄夫は昼すぎから涼子の家に来ていた。
 食料品の買い出しや、夜の部の書道教室の準備を行い、一息ついたところである。

 他になにか用はないか聞きに来て、涼子が筆をおろしているのに出くわしたのだ。
 あまりに愉しげな雰囲気に、つい声をかけるのをためらい、澄夫は階段口の襖の陰から秀麗な師の姿に見惚れた。

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