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愛里 ~義父と暮らす小学六年生~
第4章 花火大会。ホテルのバルコニーで
 耐えて、耐えて…お願い、耐えて…

 自分の体に何度も言い聞かせる。

 そうやって耐えようと思っていたのに。せめて外から見られてしまいそうな胸を隠せたというのに。

 後ろから腕が伸びてきて、左右それぞれの手が後ろに引っ張られた。

 立ったまま後ろから貫かれ、両手を大きく後ろに引かれる。
 背中を仰け反らせた愛里は、体を隠すことも喘ぎ声を塞ぐことも出来なくなってしまった。
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