この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛里 ~義父と暮らす小学六年生~
第5章 教室での『はじめて』
 予約してくれるという綾香に代わって、幸彦は自分で予約しに行った。
 本来なら電話で済むのだが、学校に来ていることもあって職員室まで足を運んだ。

 対応してくれた職員に、予約状況を聞く。

 いくつかの日はすでに他の家族が予約を取っていた。そちらに許可が取れれば同じ日の同じ時間でも大丈夫だというが、それでは困る。愛里と二人っきりではないと意味がないのだ。

「でしたら、この日はいかがでしょう? ただ、この日はちょっと校庭が騒がしいかもしれないですけど」

 職員が指差すその日は、お盆の週のいちばんはじめ。親の実家に帰省する家族が多いのだろう。ぽっかりとお盆前後だけが空いていた。
 同じ日に、少年サッカーチームの練習が校庭であるらしい。それで人気がない日なのかもしれない。

「それじゃあ、この日にしようかな。お願い出来ますか」
「はい、かしこまりました。では、この用紙に記入をお願いします」

 申込用紙とペンを受け取り、必要事項を書きながらも幸彦は愛想のいい顔で話を続けた。

「先生方も大変ですね。お盆だというのに」
「いや、学校を留守にするわけにはいきませんから。交代で来ているだけなので大丈夫ですよ」

 年配の職員はそう言って笑う。

「先生はどこの担任で?」
「ああ、六年生です。岡島さんのお子さんの隣のクラスですよ」
「そうでしたか。いつも娘がお世話になってます」
「いえいえ」

 記入が終わった用紙を手渡しながら、幸彦が声を改める。

「あの、それでひとつお願いがあるのですが」
/222ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ