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愛里 ~義父と暮らす小学六年生~
第5章 教室での『はじめて』
予約当日。愛里を伴って学校を訪れた。職員室に寄り利用を告げると教室まで教師が着いて来た。諸々の注意事項を伝える決まりらしい。
それを聞きながら教室に入る。
「時間は二時間でよろしかったですね」
「ええ」
黒板の上の壁掛け時計を見ながら教師が言う。
「午後三時までで」
「はい」
「岡島さん、ちゃんと宿題を見てもらうんだよ」
「あ、はい」
教師に顔を向けられ、それまで大人しくしていた愛里が驚いたように返事をした。