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愛里 ~義父と暮らす小学六年生~
第6章 開花し始めた性の器
 建物に見あった大きな売店。コンビニと同じようにドリンク類、お菓子やパンといった軽食がたくさん並んでいる。その他にも、都内だけでなく近隣県の名物まで取り揃え、売店は混雑していた。
 外に面したソフトクリームやたこ焼きなどのファーストフードを売っている店にも長い行列が出来ている。

 幸彦はとりあえずお茶のペットボトルを掴むと、それを持たせて愛里をレジ待ちの列に並ばせた。

「メロンパン探してくるからさ、それまで並んでて」
「え…」

 ペットボトルごと胸を抱え込む愛里が不安そうな声を出す。
 少なくとも幸彦が一緒にいてくれた方が体を隠すことが出来る。かといって、多くの人でごった返している店内を歩き回るのも気が引ける。

「早く帰らないと。お母さんがご飯作って待ってるからね」

 返事に迷っている間に幸彦は体を翻したかと思いきや、「あ、そうそう」と愛里に向き直る。

「愛里ちゃん」

 意味ありげな視線で見られ、体がむず痒い。

「あのね」

 幸彦がもったいつけるように言う。

「そうやって胸を隠したいのはいいけどね。前屈みになるとお尻の形が分かっちゃうよ」

 そう言って今度こそメロンパンを探しに行ってしまった。

 捨て置かれた愛里はもう、平常心ではいられない。
 胸を隠す手を下げると乳首が見えてしまわないか。透けて見えるだけでなくボタンの隙間から覗き見えてしまうのではないか。

 そう思うとペットボトルを握る腕に力が入り胸に強く押し付けられる。上半身が小さく「くの字」に曲がってしまう。尻を突き出すような姿勢になってしまう。

「お尻の形が分かっちゃうよ」

 そう言われてそれをさらに意識してしまう。しかし背筋を伸ばして尻を引っ込めると胸を張るような姿勢になり、またそっちが気になってしまう。

 それに誰にも見られなかったようだが、風に巻き上げられたスカートの中の割れ目を晒してしまった。
 自分が気付いていないだけで、もしかしたら誰か見ていたのではないだろうか? その相手が今も自分を見ているのではないだろうか?

 そう思うと、そばにいる全員が自分を見ているような気がしてしまう。体中にたくさんの視線が這いまわっているような気がする。
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