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愛里 ~義父と暮らす小学六年生~
第6章 開花し始めた性の器
 フロントガラスのすぐ目の前を歩く人の姿が見えた。自分の車までショートカットで車道を通ろうという人達だ。

 運よくこの車内で何が行われているかには気付かなかったようだが、愛里の心臓は飛び出てしまいそうになるほど、小さな胸の中で跳ねまわっている。

「はっ、はっ…は…」

 かたかたと震える指を組み合わせ、短く早い呼吸をする愛里に、そっと幸彦の腕が伸びた。ゆっくり静かに背もたれを倒していく。
 運転席とドアの狭い隙間に小さな体がすっぽりと納まった。

 くすっと忍び笑う声が聞こえた。目を開けると幸彦の顔が目の前にあった。

「ん…」

 分厚い唇が重なって来た。怪しく蠢く舌が唇を舐め、愛里の舌を求めて口内へと忍び寄ってくる。

 愛里は薄い唇を小さく開き、それを迎え入れた。

 愛里はまだ自覚していない。自分からキスを受け入れたことを。

 深く長いキスの間に、幸彦の手が愛里の体を撫でる。まだくびれの少ない腰から丸く硬い尻を撫で、太ももを這いまわった手のひらが、今度は上へと向かってくる。

「ん…んっ!」

 幸彦の手のひらが胸に触れた。ブラジャーをしていないそこは先端の硬い尖りを隠すことが出来ないでいた。指で軽く擦ると、白いワンピースの下から乳首が透けて見えた。

 ようやくキスから愛里を解放した幸彦が、ワンピースの上から乳首を吸う。

「ん、あふ…ん…」

 じんわりと体が熱くなる。

 私、もしかして今、気持ちいい…?

 また直接触れられているわけではないのに、何でこんなに体が震えるの…
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