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愛里 ~義父と暮らす小学六年生~
第6章 開花し始めた性の器
「くぅ…っ、ま、待って…もう…っ!」
「もうイっちゃった?」

 幸彦の言葉に愛里は小さく頷いた。
 
 快感の激しい奔流に飲み込まれた。しかし、それは決して嫌なものではなかった。
 迫り方こそ今までのように強圧的だったが、無理やりこじ開けられたわけではない。愛里は無意識にではあるが、それを迎え入れていた。

 ど、どうしよう…

 肩で息をしながらも、まだ快感の余韻の残る体に問いかける。

 私…気持ちいいと思ってるの?
 お父さんとセックスするのが、気持ちいいの…?

 愛里はもう否定することが出来なかった。
 男子高校生には与えてもらえなかった快感を、自分は求めている、ということを。

「気持ちよくなっちゃったんだね」

 しかし、その言葉にはまだ素直に頷けない。素直にそれを認めるには場所が悪すぎた。
 車の横を何人もの人が行きかっている。羞恥の気持ちのほうがずっと強い。

 もっと違うところでなら…

 愛里が快感で遠くなる思考の中、ぼんやりとそんなことを考えていると不意に手に熱いものが触れた。幸彦の肉棒だった。

「今度はお父さんも気持ちよくして」

 頬に添えられた手が導くように愛里の顔を股間へと向ける。

 幸彦の肉棒が愛里を待ちかねるように硬く自分に向いていた。すでに先端から先走りの液が漏れ出ている。

「舐めて」

 言われるがまま、愛里はそれを口に含んだ。

 愛里はもう抵抗の無意味を知っているし、何よりもこの先の行為を知ってしまっている。
 この後、どれだけ大きな快感が待っているか。愛里はそれをもう知っている。

 無意識にそれを期待してしまっていた。快感を求める体は心の羞恥をわずかに上回った。それが素直にフェラチオをさせた。今までに感じた嫌悪はなかった。
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