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愛里 ~義父と暮らす小学六年生~
第2章 ゴールデンウィーク。旅行一日目
 水着を脱ぎ捨てると全裸になった幸彦がウッドデッキに備え付けのベンチに腰を下ろす。

 初めての絶頂に虚脱した愛里の肩を抱くように支え、足の間に座らせる。
 腕を離すとぺたん、とその場に尻から落ちた。幸彦の太ももに頭をもたせ、涙に濡らした顔を真っ赤に染めている。

 口からは苦しそうな息が漏れ聞こえる。

 川遊びで濡れた髪はようやく乾いたが、かわりに額には汗が滲んでいる。額に貼り付いた前髪をそっと梳きながら、頭をしずかに持ち上げる。

 硬くそそり立った肉棒に愛里の息が届く。その隙間はごくわずかしかない。幸彦がもう少し腰を押し出すか、愛里の頭をほんの少し引き寄せればすぐに唇に触れることが出来るだろう。

 湯気が立たないのが不思議なほど熱くなっているその先端は、すでに先走りの液が漏れ出ている。それを塗るように頬に押し付け、そっと愛里の口に寄せていく。

「ん…」

 性行為自体に慣れていない少女にとっては不快な温度が頬に当てられ、小さく呻く。まだ目は虚ろで顔に塗りたくられているものが何かまで、いや顔に当たっているものが何かさえ、愛里はまだ理解出来ていないだろう。
 
 よく唇を「花の蕾のような」と例えることがある。幸彦は今までその例えばぴんとこなかった。花の蕾と唇では形が違い過ぎる、と。

 肉棒の先端を押し当てられ不快そうにすぼまった唇を見て、その例えが的を射ているものだとはじめて知った。
 小さくきゅっとすぼまった唇は愛里の唾液と幸彦の先走りの液に濡れ、夜露に揺れた明け方の花の蕾のようだ。きっと瑞々しい赤い花が咲くのだろう。

 思えば花も愛里の唇も目を惹き付けられるというのは同じ。
 前回はその唇を汚さなかった。少女の締め付けのいい膣に夢中になりすぎてしまったせいだ。

 今日、それを汚す。

 大丈夫、どんなに汚されてもきっと綺麗な花が咲く。
 こんなに美しい少女なのだから…

 幸彦は肉棒の先端を唇に押し付けた。
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