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愛里 ~義父と暮らす小学六年生~
第3章 ゴールデンウィーク。旅行二日目
新堂敏。小太りで髪の毛が薄くなりはじめた、見た目は冴えない小男だ。
離婚歴がある。理由は新堂の女遊び癖のせいだ。妻と息子は家を出て、以降新堂は気ままな一人暮らしを楽しんでいる。
自分でもおかしいのではないのかと思うほどの女好きだ。
しかし自分の見た目ではナンパなど成功しないことはよく分かっている。風俗遊びもいいが、やはり素人女性の方がいい。援助交際をずっとし続けるのも、経済的にいつか行き止まりが見えてくるだろう。
そこで新堂が考えたのが、キャンプ場の利用客や宿泊客をいただく、ということ。
安く使わせる代わりにセックスをする。
金額が安くなれば、相手にとっては悪くないだろう。むしろ口コミでそうすれば安くなる、と伝えてもらえれば利用客も増え経営も性欲も、どちらも上手く処理できるのでは、と考えた。
その目論見は上手くいった。
あまり金銭的に余裕がなく少しでも安く済ませたい女子大生を中心に、ゴールデンウィークや夏休みなどはほとんど日替わりでいろいろな体を楽しむことが出来た。
逆に冬は若い女性客が少ない。それを呼び込むため、キャンプ場内でイベントを開催させることを地域に掛け合い、認めさせたこともある。
地域貢献の一環ですから。そう言えば誰もが「地元愛に溢れたいい男」だと思ってくれる。
その裏では自分の性欲を満足させるために様々な手段を講じていた。