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愛里 ~義父と暮らす小学六年生~
第1章 初体験は小学五年生
 愛里、小学五年生の春休み。休みが明ければ六年生になるという頃、二人はまた裸でバスルームにいた。

 いつものように愛里の染みひとつない背中を洗う。瑞々しい肌は水をはじき水滴が滑り落ちていく。
 
 幸彦は綾香の子供の頃を思い出す。綾香の裸を見たことはなかったが顔も体型もよく似ているのだから、きっと背中もこんなふうだったのだろう、と考える。

 結婚後、幸彦と綾香はまだ体を重ねていない。綾香が病気がちなのがその理由だ。性欲はあるが無理はさせたくなかった。その分が愛里との入浴という形で発散されているが、それもそろそろ限界が近そうだ。

 愛里は知らなかったが、幸彦は女性にモテた。身長が高く面倒見がいい。見た目もいい部類に入るだろう。学生時代にスポーツをやっていた体は今もしっかりと引き締まっている。
 そして小さいながらも会社を経営する社長だ。女性が寄って来ない方がおかしい。

 独身時代は、そういった女性達と気ままに遊んで暮らした。しかしそれも、綾香との結婚を機に全てやめてしまった。それがけじめだとでもいうように、仕事以外で女性と二人っきりにならないようにもしていた。

 しかし、性欲は募る。病弱な綾香に性欲の全てをぶつけるのは難しい。風俗にも行ってみたが、時間が限られている中での行為はどうもあまり好きになれそうもなく、すぐにやめてしまった。

 溜まりに溜まった性欲の向かう先は、愛里しかなかった。
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