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愛里 ~義父と暮らす小学六年生~
第3章 ゴールデンウィーク。旅行二日目
「でもこれじゃあ終わらないよ。ほら、こうやって動くんだよ」
「はぐ…っ、くあ…!」

 腰に手を添えられ、持ち上げられた。新堂が抜ける寸前まで引かれて、今度は逆の動きで体が密着するまで引き寄せられた。

 それを何度か繰り返され、そして手を離された。

 愛里はもう、ただこの時間が終わることだけを願って自ら腰を振った。

「うう…こんなの、いやだよぉ…」

 泣いても新堂は許してくれない。もうきっと自分は助からない…

「もっと早く動いて」
「はうっ…、くっ、はぁ…! うぁ…やだよ、やだよぉ…」
「ああ、愛里ちゃん…気持ちいいよ」

 体を支えるように掴まれた尻をさらに強く締め付けられる。胸に押し付けられた顔から舌が伸び、乳首を強く吸われた。

「あぐっ、くあ…、も、もう…終わりに…ぐぅ…!」
「どうしたの? 気持ちよくなって我慢出来ないの?」
「気持ちよくなんてない…けど…、もう…う、あうっ!」

 愛里は知っている。この先にあるのは、頭が真っ白になる強烈な刺激。
 どこかに堕とされるような、全てから解放されるような、怖くて怖くて仕方がないもの。

 自分が自分でなくなってしまいそうなもの。

「もう、だめぇ…う、ああっ、あうっ!」

 どこかに飛んで行っちゃう…!

 愛里はぎゅっと新堂の体にしがみついた。

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