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自由という欠落
第11章 あとがき
『自由という欠落』、

完結しました……!!



一昨年12月から本日まで、長い長い月日をかけてしまいました。もっと言えば、この話を最初に発案してメモしたのは、別のところで小説を書いていた頃です。あっという間に昔です。
ようやく一つの作品として仕上げられて、たくさんの励みを頂けて、今はやりきった感に満たされた一方で、こんなに時間をかけてしまったのにも関わらず(そして相変わらず自己満足・書きたいものを書くスタイル)、お付き合い下さった読者様方の温かさ……心にしみます。あわよくばお一人でも心に寄り添わせて戴けていたら、幸いです。


この話を連載中に、新たにファン登録して下さいました読者様。
何年も前からずっと読んで下さってる読者様。
本作でもたくさんの閲覧、しおり、拍手、本当に有り難うございました!!!
また、私の中では、エモ投票機能が実装されて初めての長編でした。こちらもたくさんのご投票、心よりお礼申し上げます。お気持ちも、「こんな風に伝わってるんだ」とより分かれたことも、とても嬉しかったです。


ここ数年、少し小説から離れていました。私にとって、表現であり、架空であり現実であり、記録であり、自分に向き合うツールであり、逃げ場であり……そんな場所。逃げ場としての要素が薄れていたんだと思います。
ですが、やはり書くことは好き。書かないと何も残らない。今年は、また少しずつ再開していきたいと思います。以前の執筆ペースを取り戻します。


作品について、相変わらず多くは語りません。
ただ、この話を書いている途中、やはり自分の深層心理に向き合ってしまったというか……もちろんフィクションだし。作中の人物達ほど、壮絶な経験はしていないし。だけど。
ある箇所の、ある想いとか。記憶をなくさない限りは私の中では消えないんだろうな、と。後悔もあるし煌めきもある。あの頃の自分があって、今、私は色んな意味で素直なんだな……と思います。この話をここに残すことで、あの頃の私が生き続けていられますように。


諸々のお礼や、ゆるっと語ったりなどは、日記も再開しながら少しずつやっていきたいと思います。

初めましての方も、長く知って下さってる方も、
今後とも宜しくお願い申し上げます。


『自由という欠落』、改めて、有り難うございました!!!







2020年1月11日(土)
月都 緋奈
/265ページ
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