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母さんをモノにしちゃった僕
第5章 第三の男
八代が母さんを狙っている事はわかっていたが、まさかあそこまで大胆な行動に出て来るなんて・・
中国から帰ってきた父さんが八代を連れて来たのだった。
「あ、八代さん、いらっしゃいませ。いつも主人がお世話になっております」
母さんは他人行儀に丁寧に出迎えていた。
つい先日、八代に無理矢理抱かれて散々イキまくったくせに・・
僕は胸の内で母さんに皮肉を言いながら、八代に上辺だけの挨拶をした。
家に帰って来る前に父さんから、八代を連れて行くから夕食を準備しておいてくれと母さんに電話が入ったらしかった。
さすがに今日は父さんがいるから、母さんも安心しきっていたようだった。
父さんと八代が食堂のテーブルに座り、母さんが出してくれた缶ビールを注ぎ合っていた。
「そう言えば、この前来てくれたらしいな」
「ああ、おまえが中国に行ってる間、残された奥さんやマモル君が不自由してないかと心配になってな・・」
「そんな事で一々気を使うなよ」
父さんは笑いながらコップに注がれたビールを飲んだ。
それからも2人の会話は続いた。
2人がツマミを食べながら飲んでいる脇で僕と母さんは食事を摂っていた。
「奥さん、この前はご馳走様でした。奥さんの手料理美味しかったですよ」
八代が母さんに話しかけてきた。
「あ、いいえ・・」
母さんは愛想笑いを浮かべていたが、何を言われるかとヒヤヒヤしている様子だった。
ま、八代が変な事を言い出したら、僕が助けるつもりだったが・・
「しかし、おまえも幸せだな。こんな綺麗な奥さんがいて・・」
「ああ、俺が他人に唯一自慢出来るのがカミさんだからな・・」
父さんは何も知らずに笑っていた。
「あなた、やめて下さいよ」
母さんが照れたように父さんを突いた。
「そりゃそうだ!こんな綺麗な奥さんだからな、おまえがちゃんと守ってやらないと誰かに盗られちゃうぞ!」
八代が父さんにビールを注ぎながら笑っていた。
「お、そうか・・大丈夫だよ。俺が一生守ってやる」
父さんが大笑いした。
(呑気なもんだよ。もう母さんは僕と八代に寝盗られてるんだぜ!)
僕は黙々と食事を摂りながら、心の中で父さんに毒づいていた。
中国から帰ってきた父さんが八代を連れて来たのだった。
「あ、八代さん、いらっしゃいませ。いつも主人がお世話になっております」
母さんは他人行儀に丁寧に出迎えていた。
つい先日、八代に無理矢理抱かれて散々イキまくったくせに・・
僕は胸の内で母さんに皮肉を言いながら、八代に上辺だけの挨拶をした。
家に帰って来る前に父さんから、八代を連れて行くから夕食を準備しておいてくれと母さんに電話が入ったらしかった。
さすがに今日は父さんがいるから、母さんも安心しきっていたようだった。
父さんと八代が食堂のテーブルに座り、母さんが出してくれた缶ビールを注ぎ合っていた。
「そう言えば、この前来てくれたらしいな」
「ああ、おまえが中国に行ってる間、残された奥さんやマモル君が不自由してないかと心配になってな・・」
「そんな事で一々気を使うなよ」
父さんは笑いながらコップに注がれたビールを飲んだ。
それからも2人の会話は続いた。
2人がツマミを食べながら飲んでいる脇で僕と母さんは食事を摂っていた。
「奥さん、この前はご馳走様でした。奥さんの手料理美味しかったですよ」
八代が母さんに話しかけてきた。
「あ、いいえ・・」
母さんは愛想笑いを浮かべていたが、何を言われるかとヒヤヒヤしている様子だった。
ま、八代が変な事を言い出したら、僕が助けるつもりだったが・・
「しかし、おまえも幸せだな。こんな綺麗な奥さんがいて・・」
「ああ、俺が他人に唯一自慢出来るのがカミさんだからな・・」
父さんは何も知らずに笑っていた。
「あなた、やめて下さいよ」
母さんが照れたように父さんを突いた。
「そりゃそうだ!こんな綺麗な奥さんだからな、おまえがちゃんと守ってやらないと誰かに盗られちゃうぞ!」
八代が父さんにビールを注ぎながら笑っていた。
「お、そうか・・大丈夫だよ。俺が一生守ってやる」
父さんが大笑いした。
(呑気なもんだよ。もう母さんは僕と八代に寝盗られてるんだぜ!)
僕は黙々と食事を摂りながら、心の中で父さんに毒づいていた。