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母さんをモノにしちゃった僕
第6章 心変わり
「母さん・・母さん・・」

寝入りばなを襲われた母さんは後手に回っていた。

八代に抱かれてきて、疲れていたせいもあったかも知れない。

母さんのパジャマを脱がせ、下着も剥ぎ取った僕は大した前戯もせず、母さんに押し入った。

「あっ、何を・・してるの・・?ダメだって・・言ったじゃない・・」

母さんは拒む様子を見せながら、僕を押し退けようとしていた。

「八代に抱かれてきたんだね?また中出しされたの?」

僕は母さんを突き上げながら、問い詰めた。

「ああ・・嫌よ・・やめて・・!」

母さんは悲哀に満ちた苦渋の表情を見せながら、僕を押し退けようとしていた。

「何でだよ!せっかく母さんと仲良くなれたのに・・何で八代なんかと・・?」

この時程、母さんを憎らしく思った事はなかった。

こうなったら、母さんを妊娠させてやる!

僕だけのモノにしてやる!

そう思った。

「私・・ピル飲んでるから・・」

突然、母さんが呟くように言った。

「え・・?」

驚いた。

前にそんな事をチラと言っていたが、産婦人科に行って来たんだ?

「何で・・?八代に抱かれる為に・・?」

「違うわよ!あなたの為よ・・」

母さんは込み上げてくる快感と闘いながら、顔を振って答えた。

「ピルなんか飲んじゃダメだよ!母さんは僕のこどもを産むんだよ!」

傍で聞いている者がいれば、神をも恐れぬ悪魔の所業だと僕を批難しただろうが、その時の僕には神も悪魔もなかった。

ただ、八代への強烈な嫉妬に狂っていたのだった。

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