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ピアノ
第5章 溺れる日々
「あっ、あ、あ、あああ……」と喘いだ啓子は幸一の頭を押さえて、そこに顔を押し付けた。
陰毛に鼻が埋るが、返って舌が奥まで入り、好都合。ほじくるように中を掻き回すと、「あ、いや、いや、あっ、あ、あ、あああ……」と啓子は身悶え、たちまち性器は濡れてヌルヌルになってきた。
幸一のペニスも反り返り、すっかり準備が整った。身を起こした幸一は啓子の太腿を抱えて近づくと、ペニスに手を添えて膣口に挿し込み、そのまま体を被せていった。
「あん……」
しがみつく啓子を抱え、幸一の腰が動き、二人の息は荒くなった
「あ、あああ……」
「せ、先生……」
リビングでは電話が鳴っているが、二人の耳には何も入らない。
「あ、あ、幸一君……あ、あああ……」
「はあ、はあ、はあ、あ、あ、あああ……」
喘ぎとも呻きとも言えぬ二人の声が響き、やがて、「いやっ」、「あっ」と短い声を発し、二人は頂点に昇りつめていった。
幸一が啓子のマンションを出たのは午後10時近くだった。