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S級有害図書
第2章 「森下絵里の場合」
 朝になっても布団から出てこれずにいる絵里。昨日のことがつい先ほどのことのように思い出され、大人数の男達に凌辱された感覚が身体に残っている。揉まれた乳房、舐められた乳首、犯されそうになった秘所。全てが経験したことのない初めてのことだ。誰にも見せたことのない裸をあんなに大勢の男達に晒したのだ。立ち上がる気力はとっくに尽きている。
 絵里の携帯がメールの着信を伝える。開けて見ると、動画が貼り付けてある。恐る恐る開いて見る。真っ青になった。あの醜態が、大勢の男達に全裸を晒している自分が、男達の慰み者にされている自分が、鮮明に映し出されている。必死に泣き叫んでいる裸の自分。激しく揉まれる乳房や舐め回されている小さな乳首。そして毅に弄ばれ、糸を引いている秘所がアップで映されている。
どうしてこんなことに。決まっている。毅だ。今度はこの動画で脅して来ているのだ。口封じか。喋ったら、全部ばら撒くぞと言っているのか。毅のことだ。それだけで済むとは思えない。きっとまた良くないことを企んでいるだろう。毅のあの一言が蘇って来る。
「これで終わったと思うなよ」
再びメールがメッセージを伝えて来る。
「放課後、屋上で待つ。来なければ、全校生徒の前で動画を公開する」
 震え上がる絵里。

 中学校の校舎は4階建で、屋上には転落防止用のフェンスが張られている。フェンス越しに覗き込めば、グラウンドが見下ろせる。
放課後、校舎の屋上へ恐る恐るやって来る制服姿の絵里。周囲を見回すが誰もいない。屋上の真ん中まで歩を進めると、後ろで鍵を閉める音がする。振り返ると、毅が一人で立っている。
「よく来たな、森下」
「消してよ、あの動画」
「言ったろ。満足させてくれたら、全部消すって」
毅がゆっくりと絵里に近づいていく。
「来ないでっ!」
 絵里がポケットからカッターナイフを取り出して、毅に突きつける。が、毅の歩みは止まらない。
「やめとけよ。そんなのお前らしくない」
「脅しじゃないわよ。また変なことしたら、殺してやるっ!」
絵里の目の前まで迫る毅。
「やってみろよ」
突き出していたナイフの刃を、毅に掴まれる。思わず、ナイフから手を離す絵里。その隙を見逃す男ではない。絵里を捕まえ、後ろから抱きしめる毅。
「離してっ」
「俺の覚悟を見せてやるよ」
 血のついた毅の手がブラウスの上から絵里の小さな膨らみを揉みしだく。
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