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S級有害図書
第9章 「霞萌の場合」
ブラウスとスカートを脱がされ、純白のスリップ姿にされる萌。透き通るような白い肌とほんのりと膨らんだ乳房が男達の視線を釘づけにする。頬を赤く染めて懇願する萌。
「・・・もう許して・・・」
「ダメだ」
年端もいかない娘を裸にする罪悪感を感じながら、俺は冷たく言い放つ。
「ほらっ、脱いで全部見せるんだっ」
父親が娘のスリップを背後から脱がせていく。可愛らしい肩からスリップが降ろされ、足元に落ちる。ブラジャーはつけておらず、露出した小さな乳房を両手で覆う少女。質素な純白のパンティが父親の手でずり降ろされ、真っ赤な顔で必死に胸と股間を手で隠す。
「いやっ・・・お父さん、やめて」
「さあ、劇場主さんに全部お見せするんだ」
なんて下衆な父親だ。ここまでするのか。背後から娘の両手を掴んで後ろに回すことで、必死に隠していた少女の乳房と陰部を俺の前に晒け出させる。
「いやあっ!」
ほんのりと隆起した幼い乳房の上に、美しい薄桃色の小さな突起が恥ずかしそうに鎮座している。適度に引き締まった腰から太ももにかけての曲線が丸みを帯び、男を誘惑する妖艶な女らしさが演出されている。逆に股間の丘には一本の草木も生えておらず、純粋無垢で清らかな幼さが感じられる。ある意味、これは奇跡だった。清らかさと女らしさが共存する奇跡の裸身が俺の前にあるのだ。
「・・・見ないで・・・許して・・・」
顔を真っ赤にして恥辱に耐えている姿がせつなく、そして可愛らしく感じる。俺はそばにあった浴衣を萌にかけてやる。興奮した様子で話しかけてくる木崎。
「どうだ、とんだ上玉だろ」
「・・・いいだろう。だが今夜からというのはいささか急だろう。仕込みもまるでできてねえ」
「いいや、今夜から出してもらおう。仕込み前のうぶな女ってのは、別の意味で客受けするはずだ。これは命令だぜ」
「・・・ちっ」
俺は隣の部屋から、踊り子を二人呼んで、萌の世話をするように言いつける。
「頼んだ。今夜の幕まであまり時間もない」
「へいへい、わかりましたよ」
「なんで私らにそんな役回りがつくのかね」三十近いベテランの真由美と麗子はしぶしぶ了承して、楽屋へ萌を連れていく。真由美と麗子に震えながら必死にすがりつく萌。
「助けて・・・助けてください」
「残念だけど覚悟を決めるしかないね」
「命まで取られるわけじゃないんだから」
「・・・そんな」
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