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S級有害図書
第9章 「霞萌の場合」
控え室に戻ってくるなりソファに座り込み、悪態をつく真由美と麗子。
「ちょっと、あの子。ヤバくない?」
「そうね。このままなら私達、仕事なくなるかもしれないわね」
「わかってて放っとくつもり?」
煙草に火をつける真由美。
「私は『このままなら』って言ったのよ」
真由美の唇から白い煙が放たれる。

 ステージの灯りが消え、客の入れ替え作業が行われている。舞台袖で襦袢に包まり泣いている裸の萌。
「泣けば優しくしてくれると思うな。とっとと晒して帰ってくればいいものを、抵抗するからいつまでも客に肌を晒し続けることになるんだ」
「・・・そんな」
「だが、・・・客は満足してた」
「・・・褒めてくれるんですか?」
「ちっ・・・今日はもう一幕あるんだ。さっきも言ったが、早く慣れてしまうことだ。さっさと楽屋に戻って、化粧を直せ」
「・・・はい」
わずかに微笑んだ萌の笑顔を俺は知った。

ステージの中央にある花道。その先端にある直径2メートルほどの円形の小舞台で、全裸の真由美と麗子がきわどく絡み合っている。豊満な乳房と乳房が触れ合い、陰部と陰部を擦れ合わせて悶える二匹の女豹。俺は出番待ちの萌と共に舞台袖からその様子を眺める。先ほどと同じ和装で震えて見ている萌。
「・・・あんなこともするんですか?」
「あいつらも客を逃さないよう必死だな。古くは生板ショーと言って、ステージ上で客と姦るやつもいる。うちでは本人が希望するなら黙認してる」
本人希望が前提と聞いて、萌がほっとしてるのがわかる。
「勿論その分、稼ぎも大きいし、指名客も増える。指名を受けて個室で姦るやつもいる。だがあれはテクニックも必要だ。今のお前じゃまだまだ無理さ」
「・・・やる気もありません」
「そうだな」
揃って絶頂し、ショーを終える真由美と麗子。
「さあ次は大トリを飾る萌ちゃんです」
「ピチピチの子なんで期待してね」
「萌ちゃん、いらっしゃ〜い」
俺は萌の背中を押して、ステージへ送り出す。
萌の登場を受けてマイクパフォーマンスを始める真由美と麗子。
「萌ちゃんは今日が初めてなんだよね」
「・・・はい」
「こ〜んな萌ちゃんと姦りたいおじ様、いませんかぁ?」
「えっ?」
俺は顔色を変える。あいつら、何を言っている。萌にそんなことをやらせるわけにいくか。早々に潰れて使い物にならなくなる。
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