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S級有害図書
第9章 「霞萌の場合」
結局あの後、萌は五人の男に強姦された。最初にステージに上がった二人の男と、その後で次々と三人の男が交代でステージに上がったのだ。ショーの持ち時間いっぱいまで男達に犯され続けた萌を、俺は俺の部屋で優しくベッドに寝かせた。
朝になり、俺はソファで目を覚ますと、ベッドは空になっていた。浴室からシャワーの音と共に萌の泣く声が漏れてくる。乳房や陰部にこびりついた男の体液を洗い流し、まるで何もなかったように涙さえもシャワーで流した。
裸身にタオルを巻いて浴室から出てきた萌に、俺は何も言うことが出来ない。萌は俺に背を向けてベッドの前でタオルを捨て、俺の前で肌を晒す。朝日に照らされた少女の裸身は、男達に犯された今でも変わりなく、まるで天使のように美しく清らかに見える。裸のままベッドに横たわる萌の美しい背中が堪らなく愛おしい。俺は居づらくなって、部屋に彼女を残したまま、外に出る。今日も舞台はあるが、とても無理だろう。それでいい。
夜の公演を終えて、部屋に戻った俺を浴衣姿の萌が出迎えてくれた。
「入っていいか?」
「ここはあなたの部屋ですよ。ふふっ」
「そうだな」
どうやらだいぶ元気を取り戻したようだ。
「・・・今夜はお休みしてしまって・・・」
「いや、無理はしなくていい。あんなことの後だ。焦らずゆっくり仕込んで行けばいい」
「・・・仕込んで?」
「日舞やダンスなどステージで役に立ちそうなスキルをだな」
「・・・教えてくれるんですか?」
「・・・ああ」
恥ずかしそうにうつむいて視線を俺から離し、小声で続ける萌。
「・・・セックスも?」
まだ年端もいかぬ少女から核心を突かれ、俺は珍しく躊躇する。
「・・・いずれはそういうこともな」
あとを続く言葉が見つからず、沈黙が続く。その沈黙を少女の告白が破る。
「・・・私・・・決めたんです。お父さんの借金がある以上、私はこの仕事を続けなくちゃいけない。だったらこの世界で一番になってやるんだって・・・」
「・・・そうか」
「だから私に教えてくれませんか?」
萌が俺の首に腕を絡ませて、キスをしてくる。彼女の腕が離れようとしない。長い長いキスを終えて唇が離れると、少女の唇から唾液が糸を引いている。俺は萌を抱き上げ、ベッドに優しく押し倒す。
「・・・本当にいいんだな」
恥ずかしそうに小さくうなづく。
朝になり、俺はソファで目を覚ますと、ベッドは空になっていた。浴室からシャワーの音と共に萌の泣く声が漏れてくる。乳房や陰部にこびりついた男の体液を洗い流し、まるで何もなかったように涙さえもシャワーで流した。
裸身にタオルを巻いて浴室から出てきた萌に、俺は何も言うことが出来ない。萌は俺に背を向けてベッドの前でタオルを捨て、俺の前で肌を晒す。朝日に照らされた少女の裸身は、男達に犯された今でも変わりなく、まるで天使のように美しく清らかに見える。裸のままベッドに横たわる萌の美しい背中が堪らなく愛おしい。俺は居づらくなって、部屋に彼女を残したまま、外に出る。今日も舞台はあるが、とても無理だろう。それでいい。
夜の公演を終えて、部屋に戻った俺を浴衣姿の萌が出迎えてくれた。
「入っていいか?」
「ここはあなたの部屋ですよ。ふふっ」
「そうだな」
どうやらだいぶ元気を取り戻したようだ。
「・・・今夜はお休みしてしまって・・・」
「いや、無理はしなくていい。あんなことの後だ。焦らずゆっくり仕込んで行けばいい」
「・・・仕込んで?」
「日舞やダンスなどステージで役に立ちそうなスキルをだな」
「・・・教えてくれるんですか?」
「・・・ああ」
恥ずかしそうにうつむいて視線を俺から離し、小声で続ける萌。
「・・・セックスも?」
まだ年端もいかぬ少女から核心を突かれ、俺は珍しく躊躇する。
「・・・いずれはそういうこともな」
あとを続く言葉が見つからず、沈黙が続く。その沈黙を少女の告白が破る。
「・・・私・・・決めたんです。お父さんの借金がある以上、私はこの仕事を続けなくちゃいけない。だったらこの世界で一番になってやるんだって・・・」
「・・・そうか」
「だから私に教えてくれませんか?」
萌が俺の首に腕を絡ませて、キスをしてくる。彼女の腕が離れようとしない。長い長いキスを終えて唇が離れると、少女の唇から唾液が糸を引いている。俺は萌を抱き上げ、ベッドに優しく押し倒す。
「・・・本当にいいんだな」
恥ずかしそうに小さくうなづく。