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地味子が官能小説を書いたら
第5章 傷心

---------- 【破】イヤな奴は意外とイイ奴だった② ----------

杏果は手慣れた手つきでハサミを動かし、手を止めると、また紗栄子の秘部を中心に目を凝らした。

同性とはいえ、恥ずかしい部分をマジマジと見られると、変な気分になる。

紗栄子は、自分の恥ずかしい部分が潤ってくるのを自覚した。

「よし、あとはトリミングね」

「ちょっと剃刀を使うわよ、便座に座って」

紗栄子は言われるままに便座に座る。


「足を拡げて」

「は、はい」紗栄子は足を広げ、恥ずかしい部分を杏果に晒した。


杏果は、シェービングクリームを手に取り、紗栄子の秘部の周りに塗り込んだ。

「ひゃっ」思わず声が漏れる紗栄子。


「絶対に動かないで、あなたの身体に傷一つ付けるわけにはいかないの」

杏果の手が慎重に動く。ジョリジョリと剃刀と毛が喧嘩する音がバスルームに響いた。


「ちょとバスタブに手をついて、足を広げて」

凄く恥ずかしい姿勢を杏果は要求してきた。

言われる通り、バスタブに手をついて両足を広げると、お尻を突き上げるような格好になる。

その状態で、杏果は剃刀を動かし、丁寧に作業していく。

紗栄子の恥ずかしいビラをつまみ、入念にチェックしながら、指で剃り残しがないか確認する。

その指の動きは繊細で、敏感な部分に反応を起こす。

「あ、ああ~ん」思わず紗栄子は声を漏らす。

「紗栄子ちゃん、まだ感じるには早いって」

杏果に指摘され、カーっと顔が赤くなる紗栄子。

「だって、杏果さん、指の使い方が上手なんだもの」

「ふっ」と笑うと杏果は、「やだ、こんなになってる」と紗栄子の恥ずかしい部分を指でなぞりながら、紗栄子の突起物にたどり着くと、女性器の入り口に沿って指を往復させた。

「ああ~~ん、杏果さん、ダメです、そんなことしたら」

紗栄子の息が荒くなる。

容赦なく杏果の指は動く。

「は、はあ~ん」尻をくねくねさせて、紗栄子は杏果に指を入れて欲しいと思った。

(もっと気持ち良くなりたい)そう紗栄子が思った矢先。


「ごめん、ごめん、悪ふざけがすぎた」と言って杏果は笑った。

「杏果さん、酷いです、ちゃんと責任取ってください」

「分かったわ、ごめんなさい、今度ゆっくりね」


冗談なのか、本気なのか、杏果はウインクして見せた。




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