この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
地味子が官能小説を書いたら
第5章 傷心
---------- 【破】イヤな奴は意外とイイ奴だった② ----------
杏果は手慣れた手つきでハサミを動かし、手を止めると、また紗栄子の秘部を中心に目を凝らした。
同性とはいえ、恥ずかしい部分をマジマジと見られると、変な気分になる。
紗栄子は、自分の恥ずかしい部分が潤ってくるのを自覚した。
「よし、あとはトリミングね」
「ちょっと剃刀を使うわよ、便座に座って」
紗栄子は言われるままに便座に座る。
「足を拡げて」
「は、はい」紗栄子は足を広げ、恥ずかしい部分を杏果に晒した。
杏果は、シェービングクリームを手に取り、紗栄子の秘部の周りに塗り込んだ。
「ひゃっ」思わず声が漏れる紗栄子。
「絶対に動かないで、あなたの身体に傷一つ付けるわけにはいかないの」
杏果の手が慎重に動く。ジョリジョリと剃刀と毛が喧嘩する音がバスルームに響いた。
「ちょとバスタブに手をついて、足を広げて」
凄く恥ずかしい姿勢を杏果は要求してきた。
言われる通り、バスタブに手をついて両足を広げると、お尻を突き上げるような格好になる。
その状態で、杏果は剃刀を動かし、丁寧に作業していく。
紗栄子の恥ずかしいビラをつまみ、入念にチェックしながら、指で剃り残しがないか確認する。
その指の動きは繊細で、敏感な部分に反応を起こす。
「あ、ああ~ん」思わず紗栄子は声を漏らす。
「紗栄子ちゃん、まだ感じるには早いって」
杏果に指摘され、カーっと顔が赤くなる紗栄子。
「だって、杏果さん、指の使い方が上手なんだもの」
「ふっ」と笑うと杏果は、「やだ、こんなになってる」と紗栄子の恥ずかしい部分を指でなぞりながら、紗栄子の突起物にたどり着くと、女性器の入り口に沿って指を往復させた。
「ああ~~ん、杏果さん、ダメです、そんなことしたら」
紗栄子の息が荒くなる。
容赦なく杏果の指は動く。
「は、はあ~ん」尻をくねくねさせて、紗栄子は杏果に指を入れて欲しいと思った。
(もっと気持ち良くなりたい)そう紗栄子が思った矢先。
「ごめん、ごめん、悪ふざけがすぎた」と言って杏果は笑った。
「杏果さん、酷いです、ちゃんと責任取ってください」
「分かったわ、ごめんなさい、今度ゆっくりね」
冗談なのか、本気なのか、杏果はウインクして見せた。