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地味子が官能小説を書いたら
第9章 モダンガール
---------- 【破】カノジョ④ ----------
杏果の指の刺激に、紗栄子は思わず腰を浮かせる、すると、その隙を伺っていたかのように、スルリと紗栄子のパンツは降ろされて、ショーツが露わになったり、紗栄子はベッドに倒れこんだ。
すかさず、杏果が上から紗栄子に覆いかぶさる。そして、唇を合わせると、舌をねじ込んできた。
「い……ヤ、杏果さん、ホント……や、めて……」
「どうしてイヤなの?」
紗栄子の抵抗が強いと知ると、杏果は、紗栄子の髪を優しく撫でながら、優しい目をした。
「だ、だって、わたし……女の人と、こんな事、経験ないし……」
「私は紗栄子ちゃんの事が好きよ、紗栄子ちゃんも私の事が好きなんでしょ」
「紗栄子ちゃんは、好きになった男の子と、こういう事はしないの?」
「そ、それは、男の子とはするけど……」
「女とは、イヤ?」
コクリと、紗栄子は小さく頷いた。
「そう、無理強いはよくないから、この辺で諦めるわ」
「ごめんなさい」シュンとする紗栄子。
「今日は遅いから、泊まっていくと良いわ、シャワー浴びてきなさい、パジャマと替えの下着を用意しておくから、それと、洗濯できるものは洗濯かごに入れておいて、下着も入れておいて良いわよ」
「ありがとうございます」そう言って、紗栄子はシャワー室へ消えた。
(う……わ……杏果さん、いつもこんなの着てるの?)
シャワーを浴びて浴室から出ると、脱衣所に替えのショーツとパジャマが用意されていた。
Gストリングのショーツに、キャミソールの上着にショートパンツ、薄いピンクで統一してある。
「紗栄子ちゃん、着替えた?入るわね」
紗栄子がパジャマを着たところ、杏果が脱衣所に入ってきた。
「あら、似合ってるじゃない、ちょうど良かったわね」
紗栄子と杏果は、ほぼ同じ体格で、紗栄子の方が少し胸が大きい。
「杏果さん、いつもこんなの着てるんですか?」
「そうよ、紗栄子ちゃんは、普通のパジャマ?」
「あ、わたしは、高校時代のジャージで済ませてますwww」
「あはは、紗栄子ちゃんらしいわね」そう笑って、杏果は紗栄子の前で服を脱ぎ始めた。
(凄い!杏果さんの身体、引き締まっている!)惚れ惚れとした表情で見とれる紗栄子。
「ん、どうかした、紗栄子ちゃん?」