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地味子が官能小説を書いたら
第9章 モダンガール
---------- 【破】カノジョ⑤ ----------
「杏果さんの身体、カッコイイです、引き締まっていて、無駄が全然ない」
「触ってみる?」
「え、良いんですか?」
「いいわよ」と杏果は胸をグイっと前にせり出す。
紗栄子は、恐る恐る、杏果の胸のふくらみを掴んでみた。
紗栄子より少し小ぶりだが、乳首はツンと上を向き、張りと弾力があり、まるで筋肉のようだ。
「凄い、なんか、硬い……」
「うふふ、男の人は、紗栄子ちゃんのオッパイみたいな大きくて柔らかいのが好きみたいだけどね」
「さ、ベッドの方へ行って」そう言うと、杏果は浴室へ入っていった。
ザーという水が流れる音が響く。
(凄い、後姿も、特にお尻がキュッと上に上がっていて、どこまでもカッコイイ)
紗栄子は、杏果に対して、これまでとは違った淡い感情が芽生えてくるのを感じた。
リギング兼ベッドルームは、照明が落とされていた。
(どうしよう……杏果さんと一緒に寝るのかな……)
ベッドはセミダブルサイズだろうか?紗栄子が使用しているベッドより広めだった。
紗栄子と杏果の体型なら、十分に二人で寝れる広さだ。
しかし……(また、襲われないだろうか?)紗栄子は少し不安になった。
ベッドに座ったまま、どうしようか悩んでいるうちに、杏果がシャワーから戻ってきた。
紗栄子と同じような格好をしている。ただし、色は紫系だ。
「あら、先に寝てても良かったのに」
「あ、いえ、泊めてもらってるのに、悪いです」
「ごめんね、部屋が狭くて、ベッドが一つだから、一緒に寝てくれる?」
「あ、大丈夫よ、襲ったりしないから」と杏果は笑った。
二人でベッドにもぐりこむが、紗栄子はなかなか寝付けなかった。
「杏果さん……起きてます?」
「ん、なに?紗栄子ちゃん」
「近くに寄っても良いですか?」
紗栄子が身体を寄せると、杏果が抱きしめてきた。
「あっ」
「イヤ?」
「いえ、そうやってギュッとされると気持ち良いです」
「杏果さん……わたし、キスは嫌じゃなかったかも」
杏果は返事の代わりに、唇を重ねてきた。
チュパ、チュパと舌が絡み合う音が部屋に響き、次第に大きくなっていった。
「杏果さん、やっぱり……襲ってください」
「いいの?」
「はい、優しくお願いします」