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出会いを求めて
第7章 学芸員の未亡人
「私の家から結構近いです」
「そうなんですか?キャンプ料理でよければ、夕飯一緒にどうですか?」

雄一は軽い気持ちで誘ってみた。

「えっ、いいんですか?ご迷惑じゃありませんか?」

ともみは嬉しそうな笑顔をみせていた。

「誰にも迷惑なんて、かかりませんよ。ぜひどうぞ。」
「じゃ、行っちゃおうかな」
「お仕事は何時に終わりですか?」
「5時に終わります。」
「ここから一緒に行きましょうよ」
「そうします。」

5時過ぎに、近くのファミレスで待ち合わせをした。
その後、近所の大きなスーパーで今夜の食材の買い出しをした。買い物中のともみは終始笑顔で、テンションが高かった。
キャンプ場に着くと、ともみは珍しそうに車の中を見回していた。

「キャンピングカーって、なんでも揃っているんですね」
「以外と住み心地は良いですよ」

夏も近づいて、日も伸びてきたので、外で食事をする事にした。メニューはトマトパスタ、サラダ、ワイン
ワインで二人の出会いに乾杯した。

「レストランのメニューみたいですね」

雄一は笑顔で

「レストランと違うのは、お代わり自由なところですね。」

二人は終始笑顔で、良く食べ、良く飲んだ。雄一は食後にコーヒーをドリップして出した。

「外で食事をするって、幸せな気持ちになりますね。」

ともみが遠くの景色を見ながら呟いた。
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