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夏の終わりに
第18章 安息 ①
臀部に引っ掛かるように留まっているショーツの残骸を見つけ、浩人は堪え切れない怒りに体を震わせる。
高価な陶器からゴミを取り除くようにそっと残骸を脱がせながら、声を放って泣きたい衝動に駆られていた。
歯を食いしばっていても、目の縁から涙が染み出てくる。
千里は前を隠しながらも抵抗を止め、浩人にされるがままになっていた。
シャワーヘッドから強く吹き出される水が頭皮を叩き、肩を震わせ、肌を撫でながら流れ落ちていっても、身動き一つすることなく浩人を見つめていた。
やがて、シャワーの水が熱を帯び、千里を温める。
少しずつ血色の戻っていく肌を、浩人は祈りをこめて見上げた。
白くきめ細やかな肌はしなやかな曲線を帯び、裸を隠そうとしている腕の下で豊満な胸が潰され、小さな臍が細長いくぼみを覗かせている。股の間にある黒い茂みは、千里の指の間からこぼれ出ていた。
高価な陶器からゴミを取り除くようにそっと残骸を脱がせながら、声を放って泣きたい衝動に駆られていた。
歯を食いしばっていても、目の縁から涙が染み出てくる。
千里は前を隠しながらも抵抗を止め、浩人にされるがままになっていた。
シャワーヘッドから強く吹き出される水が頭皮を叩き、肩を震わせ、肌を撫でながら流れ落ちていっても、身動き一つすることなく浩人を見つめていた。
やがて、シャワーの水が熱を帯び、千里を温める。
少しずつ血色の戻っていく肌を、浩人は祈りをこめて見上げた。
白くきめ細やかな肌はしなやかな曲線を帯び、裸を隠そうとしている腕の下で豊満な胸が潰され、小さな臍が細長いくぼみを覗かせている。股の間にある黒い茂みは、千里の指の間からこぼれ出ていた。