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夏の終わりに
第24章 繋がる想い ④
ゆっくりと起き上がり、二人は転がるようにベッドに体をあずけた。
くしゃくしゃになっていた掛け布団を千里と自分の上にかけ、片肘をついて千里の隣で横になる。
「もう一回したいけど…、」
言いながら抱きしめると、千里は困ったように顔を赤らめた。
「しないから、しばらくこのままでも、いい?」
小さく頷く千里を、また強く抱きしめる。
「ヤバいかも……」
「え…っ」
「もう千里を離せそうにない」
千里がもぞりと動いて、掛け布団の中で浩人の指を掴んだ。
「離さない…んでしょ?」
千里の指を掴み返して、浩人はにっこりと微笑む。
「離さないよ。けど、束縛はしたくないだ」
本当はこのまま、ちぃを閉じ込めてしまいたい。
どこへも行けないように、一生繋ぎ止めておきたい。
言葉にしたら、千里はそれさえも受け止めてしまう気がした。
けど、それじゃあ駄目なのだ。
くしゃくしゃになっていた掛け布団を千里と自分の上にかけ、片肘をついて千里の隣で横になる。
「もう一回したいけど…、」
言いながら抱きしめると、千里は困ったように顔を赤らめた。
「しないから、しばらくこのままでも、いい?」
小さく頷く千里を、また強く抱きしめる。
「ヤバいかも……」
「え…っ」
「もう千里を離せそうにない」
千里がもぞりと動いて、掛け布団の中で浩人の指を掴んだ。
「離さない…んでしょ?」
千里の指を掴み返して、浩人はにっこりと微笑む。
「離さないよ。けど、束縛はしたくないだ」
本当はこのまま、ちぃを閉じ込めてしまいたい。
どこへも行けないように、一生繋ぎ止めておきたい。
言葉にしたら、千里はそれさえも受け止めてしまう気がした。
けど、それじゃあ駄目なのだ。