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夏の終わりに
第7章 愛撫
浩人は空気に晒された胸を優しく捏ね回して弄び、味わうようにじゅぷじゅぷと音をたててしゃぶっている。

そのたびに体がじんわりと汗ばみ、ショーツの奥が痛いくらいに熱くなっていく。その場所を布越しに触れた指が、何かを探すように往復して、捉えた花芯をこすりながらゆっくりと押した。

「は……ぁっ」

慌てて口を閉じて必死に声を抑えるけれど、掠れた音が鼻へと抜けていく。千里は眠っているフリを続けながら顔を背ける。

体の上に覆い被さるように位置を変えた浩人が、パジャマのズボンを僅かに動かした。くいっと再び下へ引っ張られるけれど、千里のお尻が重石になってそれ以上は下がらない。すると、そっとズボンのゴムが持ち上げられて、様子を窺うように手が中へ侵入してきた。

浩人の指は、すっかり湿ってしまったショーツまで伸びてきた。
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