この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夏の終わりに
第2章 帰郷
手に取った手紙を読んですぐに、浩人はもう一度最初から読み直した。
“浩人へ
おはよう!そして、行ってきます!
千穂ちゃんと九州を満喫してきます。
その間、千里ちゃんのことよろしくお願いします。
ちぃちゃんは今日の10時43分の電車で帰ってくるそうです。ちゃんと駅まで迎えに行ってあげてね。
それから夜はうちに泊めること!
川北のコンビニに強盗が入って、犯人はまだ捕まっていません。
充分に用心してあげてください。
お土産楽しみにしていてね~♪
母より”
「…………は…い?」
どういうこと?
浩人はしばらく固まっていたが、もう一度だけ一字一句確かめるように読んでみた。
ちぃも帰ってくる……?
何が起こっているのか、或いは起ころうとしているのか。浩人には全く理解出来なかった。
“浩人へ
おはよう!そして、行ってきます!
千穂ちゃんと九州を満喫してきます。
その間、千里ちゃんのことよろしくお願いします。
ちぃちゃんは今日の10時43分の電車で帰ってくるそうです。ちゃんと駅まで迎えに行ってあげてね。
それから夜はうちに泊めること!
川北のコンビニに強盗が入って、犯人はまだ捕まっていません。
充分に用心してあげてください。
お土産楽しみにしていてね~♪
母より”
「…………は…い?」
どういうこと?
浩人はしばらく固まっていたが、もう一度だけ一字一句確かめるように読んでみた。
ちぃも帰ってくる……?
何が起こっているのか、或いは起ころうとしているのか。浩人には全く理解出来なかった。