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貴女に溺れて彷徨う
第3章 不自由への憧憬
睦の指があたしのおとがいを持ち上げた。顔を上げたあたしのすぐ目の前に、玲瓏な双眸が妖艶に微笑む。
好きなようにというのを妙に強調した睦は、一端、部屋を出て行った。戻ってくると、彼女の手にはディルドとリンゴ。
「なになに何……?!」
「莉世がバリタチならこれは思いつかなかったけど、いやらしい身体をしているのは分かったからね。ニ穴、犯されたことは?」
「ないに決まってるじゃん」
「莉世。口の利き方には気をつけろ。じゃないと酷くするよ?」
「…………酷くして。ご主人様」
やはり好奇心の方が優った。
相変わらず下半身を天井に向けていたあたしの純潔だった方の窪みに、睦はとろりとした液体を塗布した。ローションで滑りやすくなった肛門は、まず綿棒でほぐされて、それから指、マッサージ棒……と、徐々に太い異物で拡張されていく。
「はぁっ……やっ……やっぱり……」
「無理?ま、入れてみて入らなかったら、それまでだ」
「ぁあっ!!……ぐっ、アァンッッ……」
肛門には、リンゴが挿入された。半分ほどまで入ったらしい。
未だかつて味わったことのない不快に呻く内に、あたしは恍惚にも近い場所へ引きずり上げられていく。ディルドはするりと入っていった。日頃ネコを愛でる方が好んでいるとは言っても、あたしの潤みは異物を受け入れることに不慣れではない。