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アネキと俺の性事情
第4章 ライバル
アネキは毎週金曜日に飲んで帰る習慣となっていたが、何故かここしばらくはその習慣が途切れていた。

職場からまっすぐ帰宅する事はなかったのだが、飲んで帰る事もなくなったのだ。

(もしかして・・)

俺はピンと来た。
 
彼氏だ・・!

きっと彼氏が出来たのだ・・!

ショックだった。

俺の最愛の女性に彼氏が出来たのだ・・!

いくら結婚出来ない宿命の存在とはいえ、俺はアネキを愛していた。
 
アネキだって・・俺の事は・・



そう思うと悲しくて、悔しくて、寂しかった。
 
この世に一人きりにされたようだった。  

(相手はどんな男なんだ・・?)

(一度、アネキを送ってきたあの男なのか・・?)

心中穏やかではなかった。
 


だけど・・

だけど・・

仕方のない事だった。

どんなに好きでも、アネキと一生一緒にいる訳にはいかない。

アネキも俺と一緒にいても、結婚出来ないし、子どもを産む事も出来ないのだ。
 
それで幸せになどなれる訳がない。

彼氏ができるまで・・

結婚するまで・・

しょせんはわかっていた。 

理解はしていた筈だった。 
 
未練がましかった。



そうだ・・!

アネキに彼氏が出来たなら、素直に祝ってやろう!

そう自分に言い聞かせる俺だった。



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