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アネキと俺の性事情
第6章 調教、そして・・
俺は今月末の大チャンスを狙っていた。

親父とおふくろが親戚の法事で一泊で出かけるのだった。

予め、アネキには連絡しておいた。

適当な理由を作って、泊まりがけで実家に来るように・・と。

でも、アネキからは返事が来なかった。

人妻となり、いつまでも弟の俺と禁断の関係を続ける訳にはいかない・・!

そう思って、躊躇っているのだろうか・・?

真面目なアネキの事だから、きっとそうに違いなかった。


アネキがその気なら・・

俺にも考えがあった。

『幸恵さんの事で相談があるから、会って話がしたい』

そうラインを送った。

親友の幸恵さんの事で、しかも弟から相談があると言われれば何事かと思い、必ず反応してくる筈だった。

俺は幸恵さんの事を好きになったから、付き合いたいと言ってアネキを驚かせ、ヤキモチを焼かせてやるつもりだった。

『明日の夕方なら時間取れるわよ』

案の定、さっそくアネキから返事が来た。

『実家に来るのも、俺がアパートに行くのも嫌だろうから、外で会おうか・・?』

そう返信して、駅前のファミレスで会う事にした。



約束の5時に俺はファミレスに着いた。

学校が終わって、まっすぐ来てちょうどだった。

アネキは窓際の席に座って俺を待っていた。

俺は店内に入り、アネキの向かい側の席に座ったのだった。

「アイスミルク!」

スタッフを呼んで注文した。

「アイスミルクなんて・・まだ子供ね・・」

アネキがコーヒーを口にしながら笑うのだった。

「その子供に何回もイカされたの誰だっけ・・?」

俺は周囲に気遣いながら、小声で言ってやった。

「ば、馬鹿・・!そんな話しないで・・!」

アネキは顔色を変えて文句を言った。

「アハハ、だって本当の事だし・・」

「それより、幸恵の事って・・?」

アネキが身を乗り出して聞いてきた。

「実は・・俺、幸恵さんと付き合おうかなって・・」

「やっぱりね・・!そんな事かと思ったわ」

アネキは予想していたようで、驚きはしなかった。

「ところで・・どうして幸恵と・・?あんた達、接点なんかないでしょ・・?」

アネキが眉を寄せながら聞いてきた。

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