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アネキと俺の性事情
第6章 調教、そして・・
「いやぁ、道を歩いてたらバッタリ会っちゃってさ・・」

「へー、そして・・?」

アネキは興味津々といった体で更に身を乗り出して来た。

「久しぶりだから、ファミレスでも入ってゆっくり話をしようかという事になって・・!ちょうどこの席で幸恵さんと色々と話をしたんだ」

ちょうどこの席で・・と聞いて、アネキは改めてテーブルを眺めたのだった。

「色々と話をしている内に彼氏とか彼女の話になって・・幸恵さんは彼氏はいるんだけど別れようかと思ってるって・・」

「そうなんだ・・?私には全然そんな事言わないのにどうしてあんたなんかに・・?」

アネキは首を捻っていた。

「だから俺言ったんだ!俺じゃ駄目ですか・・って!」

「そしてら、幸恵は何て・・?」

アネキは生唾を飲み込みながら、続きを聞いてきた。

「歳下でもいいんだけど、アネキの弟だから・・って悩んでた!」

「そりゃそうよ!私が知らない内にあんたと付き合ってたりしたら私が許さないから・・!」

アネキは腕組をしながら、大きく頷くのだった。

「どうして・・?付き合う、付き合わないは個人の自由じゃねえの・・?」

俺は反論してやった。

「それはそうだけど・・あんたは私の弟なんだし、幸恵だって考えちゃうわよ!」

「そうなったら、ちゃんとアネキには話すって言ってたよ!」

「そんなの当然じゃない!でも・・私は許さないけどね・・」

アネキは腕組をしたまま、窓の外に視線を移したのだった。

「えー?どうして・・?自分の弟も親友もいっぺんに幸せになるんだから、いい事じゃん!」

俺は正論で反論してみた。

「嫌よ・・!あんたと幸恵が付き合うなんて・・私は耐えられないわ!」

「えー、どうしてだよ?どうせアネキは結婚してるんだから、関係ないじゃん!」

「駄目って言ったら、駄目なの・・!」

アネキは断固として首を縦には振らなかった。

「そこまで俺の幸せを邪魔するなら、アネキが責任取ってくれよ・・!」

「え・・?」

アネキは俺を見詰めたまま、黙ってしまったのだった。


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