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アネキと俺の性事情
第2章 処女喪失
その夜、俺はアネキの部屋に呼び出しを受けていた。

よせばいいのにアネキが缶ビールを飲みながら、俺に説教を垂れていたのだ。

アネキは家にいる時は、長い髪を後ろで一つに縛り、ほとんど上下スエットを着ていて、色気も何もなかった。

でも、すっぴんでも美人とわかる顔立ちをしているから、やはり本当に美人なんだなと俺は見直したのだった。

「あんた、彼女はいるの?」

酔っ払ったアネキがいきなり聞いてきた。

「いるような・・いないような・・」

「何よそれ・・?はっきりしなさいよ!」

「はい、いません!」

まさか、幸恵さんの事を白状する訳にもいかず、俺はいないと言い切った。

「そりゃそうよね・・?あんた、来年受験だもんね。女なんか構っている余裕ないもんね」

何が言いたいのか?

アネキは自分でも収拾が付かなくなっているようだった。

「アネキは・・彼氏はいないの・・?」

思い切って聞いてみた。

「いなくて何が悪いの・・?告白された事は何回もあるわよ!でも、私にその気がなかったら、意味ないじゃん!」

アネキはプハーと息を吐きながら、段々説教じみてきた。

「そりゃそうだね・・」

俺は話を合わせる事にした。

「私はね・・あんたが受験勉強を疎かにして、女なんかに現を抜かさないかと心配してるの!」

「俺は大丈夫だよ!彼女もいないし・・」

「でも、あんた・・かっこいいし、心配なのよ!」

アネキに褒められて、思わずドキッとした。

「お、俺も・・アネキの事が心配だよ!」

「え・・?どうして・・?」

「アネキ、美人だし、俺の友人にもアネキのファンが多いから、その内、誰かに取られちゃうんじゃないか?ってね」

「何言ってるの・・?あんたの友達っていったら、5歳も歳下でしょ・・?私がそんな子供を相手にすると思う・・?」

アネキがせせら笑った。

「でも、皆、アネキをオナペットにしてるよ」

「え・・?オナペット・・?何それ・・?」

「つまり、アネキの裸を想像したり、アネキとHしてる想像をしたりしてオナニーする事だよ!」

俺は詳しく教えてやった。

するとアネキが口を開けたまま、ポカンとしていた。

「嘘・・?本当に・・?」

信じられないといっと表情でアネキが弱々しく顔を振った。

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