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孕まされた母さん
第3章 寝取られた母さん
木田が帰った後、母さんはシクシクと啜り泣きを洩らしながら下着と衣服を身に着けていた。

僕は母さんが不憫で飛び出していって、母さんを抱き締めてあげたくなった。

でも、そんな事をしたら、母さんが心臓麻痺を起こしてしまうかも知れないから、僕は勝手口からこっそり外へ出たのだった。



僕は近くの公園のベンチに座っていた。

このまま家に帰るのはさすがに憚られた。

(母さん、まさか妊娠なんかしないよね・・?)

そんな事を考えると背筋が寒くなった。

でも、母さんが他人の男に犯されて妊娠してしまったなんて妄想をすると、それはそれで至極の興奮に包まれるのだった。

(僕はいったい何をやってるんだ・・?大好きな母さんを僕が一生守ってやると誓ったんじゃないのか・・?)

僕は思考が乱れていた。

感情と知性と理性が渦を巻いて僕の心も体も粉々にしたのだ。



(僕はこれからどうすればいいんだ・・?)

そんな途方に暮れていた僕の前に誰かが立ちふさがった。

「・・?」

僕が顔を上げると、そこにはあの木田が立っていたのだった。

「・・!!!!」

驚いた。

心臓が止まるかと思った。

「よう、こんな時間にこんな所で会うなんて奇遇だな・・!」

そう言った木田が僕の隣に腰を下ろした。

長身でイケメンの木田は平凡な僕と並んでも、別格のオーラが漂っていた。

「おまえ、早退してきたのか?」

「う、うん、お腹が痛くて・・」

木田に聞かれて、そうごまかした。

「俺は用があったからサボったんだ・・!で、どんな用だと思う・・?」

木田が僕の肩に手を回して来ながら、聞いてきた。

「し、知らないよ・・」

僕は顔を振った。

「そっか、おまえも運が悪いな・・。もう少し早く家に帰れば面白いものが見れたのに・・な!」

木田が意味ありげに笑うのだった。

「え・・?面白いもの・・?僕の家で・・?何・・?」

僕は戸呆けて何も知らないふりをした。

「アハハ・・いや、知らないなら知らないままの方がいいかもな・・?」

木田がまた笑う。

「何だよ、気になるから教えてよ・・!」

僕は食い下がった。

「そんなに知りたいか・・?」

木田は含み笑いしながら僕の顔を覗き込んできた。

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