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渇いた心に水を注ぐ
第2章 ファーストコンタクト〜真由子
自分から電話をするのもどうかと思ってたのと、
どうせ社交辞令かと思ったから、
電話をしないままでいた。
そしたら、1週間後の金曜の夜に、
あちらから電話が来てしまった。
「あの…どうして番号を?」と訊いたら、
ハネムーン先の新郎に電話して、
新婦から教えて貰ったと言って笑った。
そして、押し切られるように翌日、
横浜方面にドライブデートをすることになった。
家の前まで迎えに来てくれた彼は、
絵に描いたような白いベンツに乗っていた。
見送りに出てきた母にも、
朗らかに挨拶をしていた。
道路は空いていて、
水族館に行って、みなとみらいで観覧車に乗って、
インターコンチネンタルでディナーを食べるという、
王道って感じのデートをした。
無理に手を繋いできたり、
キスを迫ったりもしない。
年齢も一回り近く離れてるから、落ち着いてるのかなと思った。
何度かデートをして、
手を繋ぐようになり、
キスをするようになり、
それ以上進みそうになった時に、
「ごめんなさい。
私、カトリックなので…結婚前は…」と言うと、
「じゃあ、結婚してください」と言われて驚いてしまった。
「春に大学院、卒業したらで良いよ。
真由子さん、僕のこと、嫌い?」
と言われると、
嫌いではなかった。
でも、結婚するほど好きなのかも、
正直判らなかった。
でも、元夫の英一さんのペースで、
そのまま結婚に至った。
そこまでは、平凡だけど幸せだったと思う。
でも…何処かでボタンが掛け違いになっていた。
どうせ社交辞令かと思ったから、
電話をしないままでいた。
そしたら、1週間後の金曜の夜に、
あちらから電話が来てしまった。
「あの…どうして番号を?」と訊いたら、
ハネムーン先の新郎に電話して、
新婦から教えて貰ったと言って笑った。
そして、押し切られるように翌日、
横浜方面にドライブデートをすることになった。
家の前まで迎えに来てくれた彼は、
絵に描いたような白いベンツに乗っていた。
見送りに出てきた母にも、
朗らかに挨拶をしていた。
道路は空いていて、
水族館に行って、みなとみらいで観覧車に乗って、
インターコンチネンタルでディナーを食べるという、
王道って感じのデートをした。
無理に手を繋いできたり、
キスを迫ったりもしない。
年齢も一回り近く離れてるから、落ち着いてるのかなと思った。
何度かデートをして、
手を繋ぐようになり、
キスをするようになり、
それ以上進みそうになった時に、
「ごめんなさい。
私、カトリックなので…結婚前は…」と言うと、
「じゃあ、結婚してください」と言われて驚いてしまった。
「春に大学院、卒業したらで良いよ。
真由子さん、僕のこと、嫌い?」
と言われると、
嫌いではなかった。
でも、結婚するほど好きなのかも、
正直判らなかった。
でも、元夫の英一さんのペースで、
そのまま結婚に至った。
そこまでは、平凡だけど幸せだったと思う。
でも…何処かでボタンが掛け違いになっていた。