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渇いた心に水を注ぐ
第13章 家族になる〜圭人
「ちょちょちょ…。
ちょっと待ってよ。
なんか物凄く飛躍してない?」と俺が言うと、

「あら!簡単じゃない?
取り敢えず、2軒お隣に家を建てて、
そっちにガレージとかも作って、
私達とお義父様達がそこに移動。
平屋が良いわね?
今の家は処分するわ。
その後、
ここを更地にして、二世帯住宅を建てて、
そこに、お義父様達と圭人さん達が入れば良いでしょう?」
と言って叔母さんがニッコリする。


「ガレージなくなったら、
平屋でも充分な広さ、確保出来るし、
お庭の大きな樹は残せるかしら?」とグランマが言う。


「平屋なら、赤ちゃん出来ても、
なんか安全そうだし、
私も転ばなくて済むかな?」とグランパも笑う。


「私の家も二世帯住宅風に分割して、
ドアも2つにしておけば、
お父さん達がこっちに戻った後、
事務所に出来るしね?
ほら、引退するつもりで、
今の事務所、契約更新しないと言ってしまったしな」と叔父さんも言う。



「あの…。
この家にある家具とかは、
残してあげたいです。
とても大切に使われているので…」
と真由子ちゃんも口にする。


「判った。
決まりだな?
じゃあ、その方向で進めようか」と、
グランパがきっぱりと言って、
結婚式と平行して家を建てることと、
引っ越しすることが決まってしまった。


叔父さんが早速、
外に出て、土地を見て来ると言うので、
俺も一緒に出てみる。


「陽あたりも良いし、
お隣さんは私も良く知ってるし…。
お前、金は出せるのか?」

「えっ?」

「ここの名義、事務所にする分は、
最初からお前のにしておきたいからさ。
私が出しても良いけど、
後々、相続の時の負担になるし」

「今の仕事になってからの稼ぎは、
殆ど使ってないから、
まとまったお金はあるよ」

「そうか。
それなら、それで名義を半々にしておこう。
その分、結婚式の費用は、
ご祝儀であげるよ」

「嫌ですよ。
それくらい、俺が出したいし」

「子供とかも授かると、
お金かかるから、
親には頼ると良いよ。
それこそ、子供居なかったから、
蓄えたもの、使うあてもなかったから、
これからが楽しみなんだよ」と叔父さんは笑った。
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