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渇いた心に水を注ぐ
第14章 小さな結婚式〜真由子
学校には、入籍をしたことと、
退職したいことを伝えた。

ちょうど育休明けの先生が9月から本格的に復帰されるということなので、
7月に引き継ぎをしつつ、終業式で退職することになった。


7月は授業も少なくて、
半日で終わる日も多くなったので、
結婚式の準備をしたり、
おじさまの家の工事の方にお茶をお出ししたり、
おばさまやお祖母様と家具のカタログを見たりして過ごすことも多かった。


平日はお祖父様のお家に圭人さんと泊りながら、
こちらの家の設計のことなどを話して過ごした。


「グランマの処だと、
真由子ちゃんを抱けないからな」と圭人さんはちょっと膨れるけど、
たくさんキスをしてくれて、
ハグしてくれるだけでも幸せで、
私からも沢山キスすると、
「うわ。
ダメダメ。
我慢出来なくなるよ」と言うので、
時にはそっと握り締めてからペロペロしてみる。


小さい声で、
「どんな風にしたら、
気持ち良いの?」と訊きながら圭人さんを見上げると、

「その上目遣いも反則。
どんな風にされても気持ち良くて、出ちゃうよ」


「圭人さん、出して?
飲みたいの」と言うと、
髪を撫でてくれる。


「真由子ちゃん、
おっぱい触りたい」と言って、
パジャマのボタンを外して先端を指先で擦るようにすると胸を揉む。


「だ…め…。
声が出ちゃう」と言うと、
私を起こすようにして、
膝の上に乗せるようにして私のナカに圭人さんを沈めると、
キスで声が出ないようにしながら腰を動かす。


私は圭人さんの首に腕を回して一緒に揺れてると、
何処かに心が飛んでいきそうになる。



「声、押さえてね?」と言いながら、
圭人さんが激しく腰を動かして、
私は気を失いそうになりながら圭人さんにしがみついた。


急に圭人さんの動きが止まって、
ナカの奥深くに、
熱い飛沫が迸るのを感じて、
キスをすると、
圭人さんも舌を絡ませてキスを返してくれる。


悪戯っぽい顔で、
「結局、挿れちゃった」と囁くと、
耳にキスしてくれてから、
ティッシュでそっと拭ってくれた。


そして、週末はマンションの方で、
声を上げながら愛し合ったりしていた。


日曜日の朝には、
圭人さんは教会のミサにも付き合ってくれて、
結婚前に2人で受ける神父様のお話なんかも一緒に聞いてくれた。


そして、結婚式の日になった。


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