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渇いた心に水を注ぐ
第16章 狂気から静寂へ〜賢人
「その顔、堪らないよ。
大きい声出しても良いよ?
誰も来ないし、
圭人もまだ、起きないし。
圭人の隣でヤられるんで良いのか?
可哀想だから、
あっちの寝室でって思ったんだけどな」


真由子さんは俺から逃れようと後退りすると、
テーブルからコーヒーカップが落ちて割れる。

でも、圭人は目を覚ます気配はなかった。


一瞬、無表情で真っ白な顔をするのを見て、
真由子さんの両頬を押すようにして、
口を開けさせる。


「あのね。
舌とか噛んでも、別に死なないよ?
痛いだけ。
どうして舌噛むと死ぬって思うのかな?」と言って、
唇を重ねた。


顔を背けて逃れようとする。


前開きのワンピースのボタンを外そうとすると、
身体を捩って逃げようとするので、
乱暴に外すとボタンが飛んで弾ける。

中から、繊細なレースの下着に包まれた真っ白い肌が見える。

そのまま、乱暴に引き千切るようにすると、
キャミソールは肌に生地が纏わりついて残ってるだけになる。

流石にブラジャーは切れないから、
肩紐をずらしてブラをずらすようにした。


大きくて柔らかい胸の先端には、
小さくて淡いピンクの乳首が、
勃つこともなく少し陥没するようになっていた。


アバズレのような女の子としか付き合ってこなかったから、
ちょっとその様子にたじろいでしまう。


…神聖で、まるで処女のようで、
あまりにも無垢だった。


一瞬止まった隙に、
こともあろうか真由子さんは落ちていたカップの破片を手にして、
首筋に当てた。


ガラスと違って鈍い断面だったので、
深く刺さることはなかったけど、
真っ白な首筋から真っ赤な血液が滲んだ。


「えっ?」

僕は混乱してしまう。


真由子さんは更に力を入れようとしていて、
慌ててその手を止めようと押さえた。


真由子さんは、
俺に手を握られたまま、
意識を失ってしまった。


僕は慌てて、大きい声で家政婦を呼んだ。


「綺麗なタオル、持ってきて!
早く!!」


タオルを手に入ってきた家政婦は、
様子を見て固まってしまう。


僕はタオルを奪うようにして、
首に当てて圧迫しながら止血をする。


表面が傷ついただけで、
幸い大きな血管までは達していなかったので、
すぐに出血は止まったようだった。


その時、圭人がうめきながら、
目を覚ました気配がした。


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