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渇いた心に水を注ぐ
第17章 砂漠の中のオアシス〜真由子
やはり生理が遅れたまま来ないようなので、
産婦人科に行くことにしたら、
圭人さんはついて行くと言ってきかないし、
他の家族も心配だからとお祖母様達と一緒に待ってると言うので、
お正月の時のように大人数で過ごすことになってしまった。

まだ、7週目に入るか入らないかあたりと言われて、
圭人さんは感激して診察室で泣いてしまって、
運転、危ないんじゃないかとお兄様が迎えに来てくださり、
運転を代わってしてくれることになった。

後部座席で、手を握り締めながら泣いている圭人さんをチラリとミラー越しで見ながら、
お兄様は笑っているようだった。


その後はもう、みんなして私を甘やかすようになってしまう。

昼間も1人だと心配だと言って、
毎日車でお祖母様達の処に届ける。

大工さんへのお茶出しも、
寒い時期で風邪でもひいたらとか、
建設中で色々落ちてて、
転んだらと言われてしまって、
させて貰えない。

その代わり、のんびり編み物や針仕事をしたり、
お菓子を焼いたりするのは楽しくて、
いくらでもすることはあったりした。

特に、布おむつを使いたくて、
手縫いでチクチクとたくさん作ったりした。


圭人さんは、
「妊娠中も安全な体位とかを聞いてきたから!」
と言いながら、
そっと私を抱き締めてはたくさんキスをしてくれた。

挿入する時も、あまりにも大切にされるので、
「圭人さん…満足してるの?
ペロペロしましょうか?」と言うと、
紅い顔をしながら、
「えっ?
良いの?
嫌じゃない?」と言いながらも、
嬉しそうに下着を脱いだ。


跪きながらペロペロすると、
気持ち良さそうに声を上げて髪を撫でてくれる。

指や舌先だけでなく、
圭人さんがおずおずとお願いするように胸で挟みながら舐めると、
「うわ。
それ、エロいよ。
気持ち良くてすぐ出ちゃいそう」と言って、
本当に勢い良く出して、
顔や髪に掛かってしまうと、
「ごめん。
シャンプーしてあげないとね?」と言って、
ティッシュで拭ってから手を繋いで浴室に行ったりした。
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