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渇いた心に水を注ぐ
第4章 サードコンタクト〜真由子
圭人さんのお店に着くと、
私の格好を見て「ジャージじゃなかったね?」と笑うと、
奥のガレージに連れて行かれた。

「流石にバイクの後ろは怖いよね?
車にしよう」と言ってドアを開けてくれる。

「ちょっと高さがあるから、そこに脚を掛けて?」と手伝って貰って、
大型のジープみたいな車に乗せられた。
同じベンツなのに、父の車とは全く違う武骨な車は、
圭人さんに良く似合っていた。


「ごめんね。
真由子ちゃん、こんな車、乗ったことないよね?」と笑う圭人さんは、
子供みたいな顔をしている。

そして、行き先も判らないまま出発した。


運転している圭人さんの横顔をチラチラ見ながら、
圭人さんの問い掛けに答える感じで会話をしながらドライブした。


そして、箱根の風流で小さな温泉旅館に到着した。

「えっ?
ここ?」

「真由子ちゃん、行き先も訊かないから」と笑うと、
「大丈夫。襲ったりしないよ?
取り敢えず荷物を部屋に置いたら温泉に入ろう。
俺、家にシャワーしかないから、
週末デカい風呂に入るのが何より好きなんだよね」と言った。

そして、
「ほら、行こう。
混浴じゃないから大丈夫だよ?
風呂に浸かりながら景色見るの、最高だよ?」と、
タオルを私に持たせて手を繋ぐので、
紅くなってしまった。


「あっ、ごめん」とそっと手を離すと、
「行こう。
鍵、どうぞ。
温泉に適当に入って、
自分のタイミングで部屋に戻るで良いかな?
あ、部屋、1人で使って。
俺、適当にこの辺で休んでるから。
携帯持ってるから、
何かあったら電話して?
あ、浴室までは携帯、持って行かないけど。
夕食早めに出して貰って、
泊まらずに帰れば良いよね?」と言われて、
入り口の前で別れた。


けど…。
私はそのままそっとお部屋に戻った。


お部屋の中にも、
ベランダのような処に湯船があった。


私はその横の長椅子に座って、
バッグから取り出した本を読み始めた。

鳥の声や川のせせらぎがする。

ふと時計を見ると2時間近く経っていた。
気になって、圭人さんに電話をしてみると、
すぐに繋がった。
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