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渇いた心に水を注ぐ
第4章 サードコンタクト〜真由子
「夫とは、同級生の結婚式で出会いました。
送ってくれて、デートに誘われて…。
とても紳士的で、
クリスチャンだから…って言ったら、
あの…男女のこととかも結婚するまで待ってくれました。
私は大学院生だったので、卒業してから結婚しました。
それで、結婚式の夜、初めてそういうことになったんですけど…
私、怖かったし、
それまでと違って夫は少し乱暴で…。
でも、妻は夫に従うものだと思ってて…。
あ、こんな話、つまらないですよね?」と言うと、

「真由子ちゃんが話をすることで落ち着いたり、
自分のことを整理出来るなら話して?
俺、真由子ちゃんのこと、知りたいから」と言われた。

「多分、私がいつもおどおどしてたから、
夫はイライラしていて…
だから、わざと乱暴なことをするようになったのか、
そういう嗜好があったのかは判りません。
それも理解出来なかったし、
それに、私では満足出来なかったのかも…。
夫婦生活って、
甘くて優しく思い遣れるような憧れがあったけど、
私にとっては怖くて、苦痛で…
そのうち、彼は…
私のことを縛ったり、首を絞めたりするようになりました」

「えっ?それって?」

「私が怯えたり泣いたりすることで…
快感を覚えるって言って。
私はいつも途中で気を失ってしまって…
だから満足出来なかったのかもしれません。
そんなこと、誰にも相談出来ませんでした。
母に言ったらショックで倒れてしまうだろうし、
お友達ともそんな話、出来ないし。
そんなある日、
入浴していたら、彼がバスルームに入ってきて…
身体を隠そうとしたら、
なんで夫に対して身体を隠すんだとか、
言うこと聞かないのかとか言われて…、
頭を掴まれて顔を浴槽に沈めるようにされながら後ろからあの…。
その時、私は、
もう、ここで死んでしまうんだと思いながら、
気を失ってしまいました。
気付いたら、ベッドに寝かされていて、
彼の姿はありませんでした」


私を抱き締めている手は、
ずっと髪や背中を撫でてくれてて、
圭人さんの顔は見えなかった。

見えないからこそ、
話を続けられたのかなと思った。
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