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渇いた心に水を注ぐ
第5章 修羅場は突然に〜圭人
本当に小さくて柔らかくて可愛いな…。


俺はそう思いながら、真由子ちゃんに腕枕して、
少しだけ心を落ち着かせようとした。


安心って言ってたし、
これは、お父さんみたいな気持ちなんだろうからな。


首絞められてとか、
顔を水につけられながらヤルとか、
ガチなSMっつーか。
そんなことで興奮して射精するとか、
オトコの俺でも引くわ。


そんなことを考えていたら、
暴れかけてたムスコも落ち着いてきた。



「俺の話なんて、
大したことないよ?
職場で知り合って、
忘年会でなんか、飲み過ぎて、
気づいたらホテルに居て。
そしたら、相手が妊娠したっていうから結婚してさ」


顔を上げて俺の顔を見上げるので、
「顔、見ないで。
ほら、顔はこっち!」と言って、
胸の辺りに顔を置くようにして貰う。

顔見られてたら恥ずかしくて話せないよ。


「結婚しても、寝室とか別でさ。
まあ、俺が不規則な時間の仕事が多くて、
梨香子、あ、元妻の名前ね?
梨香子は2人で立ち上げたヘアサロンの仕事やってたから、
そっちは決まった時間の仕事だってこともあったのもあるし、
お腹痛いとか、不正出血したとか言われて心配だったしさ。
ホント、セックスもしなかったな。
キスもさせてくれなかった。
俺、もっとイチャイチャするもんだと思ってたから、
『えっ?』って思ったよ」とふざけた口調で言った。


「でもなんかおかしいことに気づいたんだよね?
生理痛じゃないの?っていう感じの日が定期的にあるし、
お腹、大きくならないしさ。
母子手帳、見せてよとか、
父親も病院、行くんじゃないの?と言ったら、
最初、泣き出して、
『流産した』って言われたんだ。
俺、動転してアワアワしてさ。
『いつ?
身体は大丈夫なのか?
何処の病院行ってたんだ?』と訊くと、
物凄く冷たい顔で、
妊娠も嘘で、流産も嘘だって言われて、
なんかさ、何が何だか判らなかった処に、
『一回したくらいで妊娠なんてする訳、ない』ってダメ押しの一言で、
もう、俺、気持ちが醒めたんだよね?
子供っていう、生命に関わることで嘘、つかれて、
しかも流産したとか、言うかな?
でも、結婚した以上、簡単に離婚はと思って、
歩み寄りたかったし、
やり直せないかなとは思ってたよ。
だから、サロンが有名になるように、
俺、個人の仕事、メチャクチャ受けてたんだ」
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