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渇いた心に水を注ぐ
第5章 修羅場は突然に〜圭人
俺の母方の祖母はアメリカ人で、
時代的にも、多分日本の生活では苦労したこともあったと思う。

最初は女子校で英語の先生やってて、
戦争でそれも出来なくなって、
戦後に広尾の自宅を改装して、
小さい美容室をやっていたという。

忙しかった両親だったから、
俺は祖父母の処で育ったようなもんで、
物凄く可愛がって貰ってた。
今でも綺麗で良い匂いがする素敵なグランマだよ。

グランマは奥の母屋に住んでる。
祖父は病院に入ってて、
なるべく時間作って会いに行ってる。

母屋は祖父母のモノが溢れてるし、
俺、仕事で時間が不規則だから、
俺はサロンとして使っていた部分をリフォームして、
そこで暮らすことにした。


貰っていた外部の仕事は休めないし断れないので、
そっちをメインにして、
母のサロンの経理の仕事を不定期で夜やる為にそっちのサロンに顔を出していた。


両親には、
性格の不一致で離婚したとだけ報告した。


元々、専門学校しか出てない梨香子と結婚すること自体、
あまり良い顔をしていなかったから、
離婚についてはそんなにあれこれ言われることもなかった。


梨香子には賃貸契約書を送って、
戻ってきた書類を確認した。

その後は、
家賃が振り込まれる関係になって、
俺の結婚生活は終わった。


まさか、浮気されるとは。
信じてたのに。
仕事仕事だった俺が悪いのか?
でも、2人の為だと思ってたのに。

結婚して、10年目だった。
いつから浮気されてたんだろう?

そりゃあ、結婚して以来、セックスレスだったしな。
その前も一回ヤッただけだったし。
最後にキスをしたのはいつだった?

そんなことすら思い出せないなんて、
俺も酷いことをしたのかもしれない。
忙し過ぎて無関心だった。

結婚してる時に他の女の子と付き合うとかは勿論無かった。
何しろ、疲れてバタンキューだった。

いくら誘っても梨香子は疲れてるとか生理だからと言って、
セックスもしない。
俺が不規則な生活パターンで、
寝起きする時間もすれ違いで寝不足になると言われて、
寝室もずっと別だった。

自分で抜くこともあったし、
付き合いで風俗に行ったことはあったけど、
それも浮気だったんだろうか?

そんなことを考えながら、
もう結婚とかは懲り懲りだと考えていた。
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