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渇いた心に水を注ぐ
第5章 修羅場は突然に〜圭人
「キス、したい」

俺の口が勝手にそう言ってしまった。
一度出てしまった言葉は、
取り消すことも出来ない。


真由子ちゃんは、少し驚いたような顔をしている。


「嫌だったら、押し退けて?
YESなら、目を閉じて?」と言って、
真由子ちゃんの綺麗な瞳を覗き込んでみる。


ゆっくり瞳を閉じるのを見て、
髪を撫でながらそっと瞼にキスを落としてから、
両頬にもキスをして、
ゆっくり唇にキスをした。

背中をゆっくり撫でて、
唇を重ねるだけのキスをしてから、
そっと舌で唇を舐めてみて、
また唇を重ねる。


呼吸が少し苦しくなったのか、
少し唇が開いたので、
そっと舌を入れてみて、
真由子ちゃんの柔らかい舌を捉えた。

絡ませるようにすると、
おずおずとした感じで、
舌をそっと絡ませてくれる。


そっと唇を離して真由子ちゃんを見ると、
真由子ちゃんも瞳を開けて俺を見つめる。


「息が苦しくて…
呼吸が出来なくて…
それに…お髭がくすぐったいの…」と言う顔が、
あまりにも可愛すぎて、
もう一度キスをしてしまう。


「口を開けて…
ゆっくり息をしてみて?
舌を絡ませてみて?」と言うと、
一生懸命、俺に合わせようとしてくれる。



…きっと、元旦那さんも、
そんな真由子ちゃんが愛おしかったんだろうなと、
ふと感じた。

真っ白な、
本当にピュアな真由子ちゃんに対峙して、
どうして良いのか判らなかったのかもしれない。
或いは、
小さくてか弱い真由子ちゃんを見ていて、
征服欲が増幅されてしまったのかもしれない。


俺には正直、そこまで征服欲みたいなものはないけど、
盗られたくないっていう独占欲はあると思った。


征服欲か…。
それはエゴだな。

ただ、大切にしてあげたい。
笑顔でいて欲しい。

それで良かったのに。


でももしかしたら、
ピュアで何も知らない真由子ちゃんを、
悦ばせて、
自分に溺れて欲しいとでも思ったのかな?

いや、溺れて虜になるのは、
多分、男の方だな。

それで、おかしくなったのかもしれない。


俺も真由子ちゃんに溺れて、
独占欲の塊になったら、
どうにかしたくなるのかな?

いや、
そんなことはない。
ひたすら大切にしたいな。

そんなことを考えながら、
何度もキスをした。
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