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渇いた心に水を注ぐ
第6章 ちょっとした誤解〜真由子
いつもの月曜日だけど、
気分的にはいつもよりウキウキして学校に向かう。
圭人さんはお仕事で不在だけど、
お花にお水をあげてから学校に向かった。
そして、昼休みに生物の先生にお声を掛けてみた。
「あの…高木先生…。
ちょっと教えていただきたいことがあるのですが…」と言うと、
目をパチクリしながら、
「真由子先生、珍しいですね?
あ、スミマセン。
生徒達も周りの先生も、
そう呼んでいるから…」
「呼び方はお好きに呼んでいただいても…。
あの…以前、文化祭か何かで、
生のお花をプリザーブドフラワーや綺麗なドライフラワーにする展示のご指導、されてましたよね?」
「ああ…そういえば。
あれは、実は妻の請け売りでして…。
趣味でそういうのを教えてるんで、
女子にうけるかなと思って…。
それに生物学とか、理系の要素がたくさんあるんですよ」と説明を始めるので、
思わず遮ってしまう。
何しろ、昼休みは思ったより短いから。
「あのですね。
頂いた薔薇をドライフラワーかプリザーブドフラワーにしたくて…
やり方とか使用する物を教えて頂けませんか?」
「んー。
多分資料が残ってると思うから探してプリントアウトしておきますね。
薬品とか、細かいシリカゲルみたいなのを使ったけど、
もう学校にはないかな?
どこで買えるか、妻に訊いてみますよ。
家にあるかもしれないし」と頼もしいことを言って貰えて嬉しくなってしまう。
「宜しくお願いします」と頭を深々と下げて、
自分の席に戻った。
そして、帰りに圭人さんのお店に寄ると、
圭人さんが興奮しながら待っててくれた。
「真由子ちゃん!
おにぎりだけかと思ったら、
卵焼きとか、アスパラのベーコン巻きとか、
サラダとかも入ってたから、
ビックリしたよ!」
「すぐ出来るものって、
それくらいしかなくて…」
「いや、あんな短時間でいつの間にって、
驚いちゃって」
「毎日、お弁当なので、
スピードには自信あるかも」
「しかも、すごく美味しかったよ。
あ、弁当箱、洗ってみたけど、
上手く洗えてないかも。
なんか、木で出来てるから、
傷つかないかなとか気になって…」
「そんなの、大丈夫ですよ」と言うと、
「じゃあ、シャンプーとマッサージ、させてね?」と笑って、
奥の椅子の個室に引っ張って行ってくれる。
気分的にはいつもよりウキウキして学校に向かう。
圭人さんはお仕事で不在だけど、
お花にお水をあげてから学校に向かった。
そして、昼休みに生物の先生にお声を掛けてみた。
「あの…高木先生…。
ちょっと教えていただきたいことがあるのですが…」と言うと、
目をパチクリしながら、
「真由子先生、珍しいですね?
あ、スミマセン。
生徒達も周りの先生も、
そう呼んでいるから…」
「呼び方はお好きに呼んでいただいても…。
あの…以前、文化祭か何かで、
生のお花をプリザーブドフラワーや綺麗なドライフラワーにする展示のご指導、されてましたよね?」
「ああ…そういえば。
あれは、実は妻の請け売りでして…。
趣味でそういうのを教えてるんで、
女子にうけるかなと思って…。
それに生物学とか、理系の要素がたくさんあるんですよ」と説明を始めるので、
思わず遮ってしまう。
何しろ、昼休みは思ったより短いから。
「あのですね。
頂いた薔薇をドライフラワーかプリザーブドフラワーにしたくて…
やり方とか使用する物を教えて頂けませんか?」
「んー。
多分資料が残ってると思うから探してプリントアウトしておきますね。
薬品とか、細かいシリカゲルみたいなのを使ったけど、
もう学校にはないかな?
どこで買えるか、妻に訊いてみますよ。
家にあるかもしれないし」と頼もしいことを言って貰えて嬉しくなってしまう。
「宜しくお願いします」と頭を深々と下げて、
自分の席に戻った。
そして、帰りに圭人さんのお店に寄ると、
圭人さんが興奮しながら待っててくれた。
「真由子ちゃん!
おにぎりだけかと思ったら、
卵焼きとか、アスパラのベーコン巻きとか、
サラダとかも入ってたから、
ビックリしたよ!」
「すぐ出来るものって、
それくらいしかなくて…」
「いや、あんな短時間でいつの間にって、
驚いちゃって」
「毎日、お弁当なので、
スピードには自信あるかも」
「しかも、すごく美味しかったよ。
あ、弁当箱、洗ってみたけど、
上手く洗えてないかも。
なんか、木で出来てるから、
傷つかないかなとか気になって…」
「そんなの、大丈夫ですよ」と言うと、
「じゃあ、シャンプーとマッサージ、させてね?」と笑って、
奥の椅子の個室に引っ張って行ってくれる。