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渇いた心に水を注ぐ
第7章 誤解から妄想〜圭人
「圭人さん、先にベッドに入っててください。
夜って、何を着て寝るんです?」
「パンツ一丁かな?
あ、やだよね?
Tシャツも着とくよ」
「一番リラックス出来る格好でどうぞ。
私、パジャマに着替えてきますね?」と言って、
部屋から出てしまった。
…本当に良いのかな?
と思いながら、
Tシャツ脱いでパンツ一丁になってベッドに潜り込んだ。
パジャマに着替えた真由子ちゃんが戻って来て、
部屋のシーリングライトを消してベッドに入ってくる。
「寝る時は、電気、
つけて寝ますか?
消してる?」
「んー。どっちでも気にならないよ。
真由子ちゃんは?」
「真っ暗は怖いから、
あっちの間接照明だけ、少しつけたい」と言って、
枕元のリモコンで少し離れたトコにあるスタンドを付けて、
ピッピ…と少しずつ灯りを暗くしていった。
「ね?
寝る時に何着て寝るかとか、
灯りはどうするかとかもお互い知らないでしょ?」と言いながら、
あどけない顔で笑う。
「本当はさ、
一番無防備な素っ裸で、
抱き合って寝たいな。
あ、これは願望ね?」と言いながら、
「腕枕させて?」と言った。
すっぽりと腕の中に収まるように腕枕をさせてくれて、
ホッとする。
「で、私がどうしたって?
渋谷で見掛けた時に声、掛けてくれれば良かったのに!」
「声、掛けようと思ったけど、
肩を抱かれてるように見えて動揺して、
見失ったんだよ」
「多分、人混みで気持ち悪くなっちゃった時ですね。
だから、荷物とか持って頂いて、
フラフラ歩いてたの」
「それで、ホテル街に向かって歩いてて…」
「ホテル街って?」
「いや、えっと…
ラブホが並んでる方向に歩いてて…」
「そうだったんですか?
私、渋谷はあんまり行かないし、
方向音痴だから良く判らなくて…。
駐車場が空いてなくて、
少し離れた処に停めてたから…」
「電話したけど繋がらないし」
「学校から慌てて出たから、電話、学校に置きっ放しだったの。
校内では基本的に電源切ってありますから」
真由子ちゃんは丁寧に説明してくれる。
夜って、何を着て寝るんです?」
「パンツ一丁かな?
あ、やだよね?
Tシャツも着とくよ」
「一番リラックス出来る格好でどうぞ。
私、パジャマに着替えてきますね?」と言って、
部屋から出てしまった。
…本当に良いのかな?
と思いながら、
Tシャツ脱いでパンツ一丁になってベッドに潜り込んだ。
パジャマに着替えた真由子ちゃんが戻って来て、
部屋のシーリングライトを消してベッドに入ってくる。
「寝る時は、電気、
つけて寝ますか?
消してる?」
「んー。どっちでも気にならないよ。
真由子ちゃんは?」
「真っ暗は怖いから、
あっちの間接照明だけ、少しつけたい」と言って、
枕元のリモコンで少し離れたトコにあるスタンドを付けて、
ピッピ…と少しずつ灯りを暗くしていった。
「ね?
寝る時に何着て寝るかとか、
灯りはどうするかとかもお互い知らないでしょ?」と言いながら、
あどけない顔で笑う。
「本当はさ、
一番無防備な素っ裸で、
抱き合って寝たいな。
あ、これは願望ね?」と言いながら、
「腕枕させて?」と言った。
すっぽりと腕の中に収まるように腕枕をさせてくれて、
ホッとする。
「で、私がどうしたって?
渋谷で見掛けた時に声、掛けてくれれば良かったのに!」
「声、掛けようと思ったけど、
肩を抱かれてるように見えて動揺して、
見失ったんだよ」
「多分、人混みで気持ち悪くなっちゃった時ですね。
だから、荷物とか持って頂いて、
フラフラ歩いてたの」
「それで、ホテル街に向かって歩いてて…」
「ホテル街って?」
「いや、えっと…
ラブホが並んでる方向に歩いてて…」
「そうだったんですか?
私、渋谷はあんまり行かないし、
方向音痴だから良く判らなくて…。
駐車場が空いてなくて、
少し離れた処に停めてたから…」
「電話したけど繋がらないし」
「学校から慌てて出たから、電話、学校に置きっ放しだったの。
校内では基本的に電源切ってありますから」
真由子ちゃんは丁寧に説明してくれる。